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【ことわざ】「鬼の居ぬ間に洗濯」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

「鬼の居ぬ間に洗濯」の使い方・例文

「鬼の居ぬ間に洗濯」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.「今日はお母さんが留守だから、鬼の居ぬ間に洗濯…」血圧高めのお父さんはそう言ってインスタントラーメンを作り始めた。そして「お母さんには内緒だぞ」とぼくに言った。

2.明日から両親が旅行に出掛ける。二世帯同居で苦労している妻に「明日は家事も適当にして、昼寝でもすればいいよ。夜は出前をとろう。鬼の居ぬ間に洗濯だ」と私は言った。

3.海外出張していた嫌味な上司が明日戻ってくる。ビアガーデンで一杯やりながら、みんなで「鬼の居ぬ間に洗濯も今日までかぁ」と溜息をついた。

家庭の中で「鬼の居ぬ間に洗濯」の「鬼」に一番例えられるのはお母さんでしょう。家族に対して一番口うるさい存在がお母さん。なのでお母さんがいない日はグッと羽をのばそうとしますよね。しかし小言を言うのもエネルギーを使うもの。言わなくても良いならお母さんも楽です。でも多くのお母さんは楽をしません。そこにはお母さんの家族に対する想いがあるからです。

そしてお母さんは「嫁」でもあります。二世帯同居という家族形態をとる家は最近では少なくなりましたが、この二世帯同居の「嫁」という立場はなかなか大変。舅姑の顔色を全く見ないという訳にはいきません。そこでこの二人が旅行へでかけたりすると、まさに「鬼の居ぬ間に洗濯」となるのです。

「鬼の居ぬ間に洗濯」はずっと続く訳ではありません。「鬼」はやがて戻って来ます。「鬼」が戻って来る日が近づくと、溜息もでてしまいますね。

「鬼の居ぬ間に洗濯」の類義語は?違いは?

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それでは「鬼の居ぬ間に洗濯」にはどのような類義語があるのかをみていきましょう。

「鬼の留守に豆拾い」

「鬼の留守に豆拾い」とは「鬼がいない間に鬼に投げつける豆を集める」という意味。「鬼がいるとできないことを、鬼がいない間にする」という意味での類義語ですね。豆は鬼退治のマストアイテム。これは平安時代に鞍馬山から出て来た鬼に豆を投げつけ退治したという伝説によるものです。

ところで鬼は豆の他にヒイラギのトゲとイワシの臭いも苦手。私の母が小さい頃、節分の夜には玄関にヒイラギの枝とイワシの干物を挿し、閉めた雨戸に家の中から小石を投げて音を出し、鬼を追い払ったそうです。嫌いなイワシの干物も怖い鬼が来ないようにと我慢して食べたそうですよ。

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