国語言葉の意味

「天賦」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

「天賦」の使い方・例文

「天賦」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.彗星のごとく現れた新人演奏家のピアノソロは素晴らしい。まさに天賦の才というべきものだ。
2.君は絵を描くとき何も考えていないと言ったな。それでこの出来栄えとは!天賦の才能だ。
3.なけなしのお金で宝くじを買った。もう手持ちはない。これからの生活がどうなるか、運否天賦で結果を待つことにした。

「天賦」は単体よりも「天賦の才(才能)」という慣用表現で使われることが多い言葉です。例文1と例文2で「天賦の才(才能)」を使っていますね。例文1は新人ピアニストの演奏が天才的に素晴らしく、天から与えられた資質としか思えなと評価している、という意味になります。例文2は心が赴くままに描くという友人の絵を素晴らしいとおもう気持ちを「天賦の才能」という言い回しで伝えていますね。「天賦の才」「天賦の才能」、いずれも同じ意味で使えます。

例文3は「運否天賦(うんぷてんぷ、うんぴてんぷ)」という四字熟語です。「人の運不運は天命によるということ。運命を天にまかせること」という意味ですね。残りわずかなお金を宝くじにかえ、一攫千金なるか一文無しになるか、運任せだという意味です。

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「天賦」は現代国語では「てんぷ」と読むが、小説の中では変わった読み方を充てているものもある。

石川啄木の『鳥影』では「天賦か職業柄か、時には二十八といふ齢に似合はぬ若々しい挙動も見せる」という一文があるが、ここで登場する「天賦」には「うまれつき」というルビがふられているんだ。

また幸田露伴の『雁坂越』では「…、怜悧で天賦の良いあの源三におらが有ったものは不残遣るつもりだ」という箇所があるが、ここの「天賦」は「たち」と読ませている。いずれにしても「天賦」は「その人が生まれつき備えている気質」という意味は同じだ。

「天賦」の類義語は?違いは?

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「天賦」にはさまざまな類義語があります。主なものを3つご紹介しましょう。

その1「天性」

天性(てんせい)」は「天から授けられた性質。また、生まれつきそのようであること」という意味です。まさに「天賦」と同義ですね。副詞的にも用いることができ「好奇心の強いのは天性だ」「天性明朗な人」という言い回しにもできます。

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