
その2「型破り」
「型破り」は、一般的な事柄や、常識的な型や方法にはまらないことを意味します。型破りができる人というのは、周りの状況を理解した上で、自分や世間一般の型を壊せる能力が備わっている人だといえるでしょう。
このことをうまく説明している「型がある人間が型を破ると型破り、型がない人間が型を破ったら形無し」という言葉があります。これは、18代目中村勘三郎の座右の銘。ラジオ番組で無着成恭(むちゃくせいきょう)という僧侶が、子どもの電話相談に回答した内容だそうです。
「突飛」の対義語は?
次は「突飛」の対義語を見ていきましょう。「並み外れて風変わりなさま」と反対の意味合いを持つ言葉を紹介します。
その1「平凡」
「平凡」の意味は「これといった優れた特色がないこと」。「突飛」の対義語とはいえないかもしれませんが、反対の意味合いを持つ言葉といえるでしょう。「平凡」を繰り返して意味を強調した「平平凡凡(へいへいぼんぼん)」という四字熟語も一般的ですね。
その2「ありきたり」
「平凡」の類義語でもある「ありきたり」は「珍しくなく、ありふれていること」を意味する表現です。漢字では「在り来たり」と書きます。退屈でつまらない印象を強く与えるので、「突飛」とは対照的な表現だといえるでしょう。
「突飛」の英訳は?

image by iStockphoto
日本語の「突飛」は英語で表現すると、どのようになるのでしょうか?ここからは日本というフィールドを離れて、文化や習慣の異なる英語圏の視点から「突飛」の英語訳を見ていきましょう。
その1「unusual」
「unusual」は「まれな、ありふれていない」という意味の英単語。「普通の」という意味でおなじみの「usual」に「un」という否定の接頭辞がついています。普通と違う状態をストレートに伝えられる点では、「突飛」という言葉に近い表現だといえるでしょう。
\次のページで「その2「bizarre」」を解説!/