国語言葉の意味

【慣用句】「清濁併せ呑む」の意味や使い方は?例文や類語を元広告会社勤務ライターがわかりやすく解説!

その2「来るもの拒まず」

「来るもの拒まず(きたるものこばまず)」とは、“心を寄せて近づく者はどんな者も受け入れる”という意味。「来るもの拒まず、去るもの追わず」ということわざとしてもよく使われる言葉です。

善でも悪でも分け隔てなく受け入れる、という点で「来るもの拒まず」も「清濁併せ呑む」の類義語表現と言えます。

ただし「来るもの拒まず」とは、あくまで自分のところに来る人を拒否しないという意味で“相手の意志を尊重する”というニュアンスが強い言葉です。また褒め言葉としても、皮肉としても使われます。相手に伝えたい意図、意味合いに注意して使うようにしましょう。

「清濁併せ呑む」の対義語は?

次に「清濁併せ呑む」の対義語について考えてみます。“善も悪も分け隔てなく受け入れる”のが「清濁併せ呑む」であることから、“善と悪をはっきりと分ける”ことは反対の意味と言えるでしょう。

ここではそのような意味を持つ言葉を「清濁併せ呑む」の対義語として紹介します。

その3「勧善懲悪」

「勧善懲悪(かんぜんちょうあく)」とは、“善良な行いを奨励し悪い行いを懲らしめる”こと。「善を勧め悪を懲らす」と訓読する四字熟語で、映画やドラマで耳にもする言葉です。

善と悪を分ける点、さらに悪を受け入れずに排除するという点で、「勧善懲悪」は「清濁併せ呑む」とは反対の意味と言えます。

「清濁併せ呑む」の英訳は?

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最後に「清濁併せ呑む」の英語表現についても確認しておきましょう。

「Take the rough with the smooth.」

「Take the rough with the smooth.」とは、英語のことわざのひとつ。「rough」とは“ざらざらした”もの、「smooth」とは“すべすべした”もののことで、“すべすべしたものと一緒に、ざらざらしたものも受け取れ”という直訳になります。

これは、“相性のいい人も悪い人もどちらも迎え入れるだけの器の大きさを持て”ということを比喩的に表現したもの。そのため“人生は苦も楽もともに受け入れよ”ということをたとえたことわざです。「清濁併せ呑む」と同様の表現を持ったことわざと言えるため、英語で表現したいときにはこのことわざを使うといいでしょう。

\次のページで「「清濁併せ呑む」を使いこなそう」を解説!/

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