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【慣用句】「清濁併せ呑む」の意味や使い方は?例文や類語を元広告会社勤務ライターがわかりやすく解説!

この記事では「清濁併せ呑む」について解説する。

端的に言えば清濁併せ呑むの意味は「度量が大きい」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

今回は広告会社で経験を積み、文章の基本と言葉の使い方を知るライターのHataを呼んです。一緒に「清濁併せ呑む」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/Hata

以前は広告会社に勤務しており、多くの企業の広告作成経験を持つ。相手に合わせた伝え方や言葉の使い方も学び、文章の作成や校正が得意。現在はその経験をいかし、ライターとして活動中。

「清濁併せ呑む」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「清濁併せ呑む(せいだくあわせのむ)」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「清濁併せ呑む」の意味は?

「清濁併せ呑む」には、次のような意味があります。

心が広く、善でも悪でも分け隔てなく受け入れる。度量の大きいことのたとえ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「清濁併せ呑む」

大きな海には清流(せいりゅう)も濁流(だくりゅう)も流れ込むもの。そして大海はどちらも分け隔てなく受けれます。この清流と濁流を「清濁(せいだく)」として“善と悪”“賢者と愚者”にたとえ、「大海」を“心の広い人”にたとえたのが「清濁併せ呑む(せいだくあわせのむ)」という言葉。良いことと悪いこと、良い人や悪い人、綺麗なものと汚いものを分け隔てなく、すべてあるがまま迎える器の大きさを表します。

なお「併せ」を「合わせ」と書くことや、「呑む」を「飲む」と書くこともありますが、「清濁併せ吞む」と書くのが一般的です。

また「清濁併せ呑む」は四字熟語で「清濁併呑(せいだくへいどん)」と書きます。あまり日常で見ることはありませんが、合わせて覚えておくといいでしょう。

「清濁併せ呑む」の語源は?

次に「清濁併せ呑む」の語源を確認しておきましょう。残念ながら「清濁併せ呑む」の語源は明確ではありません。ただし、司馬遷(しばせん)という人物の記した中国の歴史書『史記』に、類する記述が見られます。

『史記』のなかでも、法律に威をかざす人を批判する『酷使列伝』にあるのが「法令は治の具にして制治清濁の源に非ず」という一文。「法令は統治のための道具に過ぎず、決して善悪を裁くためのものではない」という意味です。

ここでは「法律・法令」のあるべき姿を説いたものになっていますが、現在は人に対しても用いられるようになりました。

\次のページで「「清濁併せ呑む」の使い方・例文」を解説!/

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