国語言葉の意味

「その実」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

1.部長は一見厳しく見えてしまうが、その実、面倒見がよく部下に対しても丁寧に接する優しい上司だ。
2.体育のマラソンなんて絶対やりたくないと前日から思っていた。その実始めてみると、毎日走らないと体が鈍ってしまうほどハマってしまった。
3.さっき獲ったその実は、すり潰してジュースにすると美味しいらしい。

「その実」は前述でもお伝えした通り、「本当は」の言い換え表現として捉えられます。例文1では、「一見厳しく見える部長だが、本当は面倒見がよく、部下にも慕われている優しい上司」という意味の文章になっている事が分かるでしょう。

また、「その実」は事実を伝える際の「前置き」として使われる事もあります。「〇〇だった。だが、その実〇〇だ」のように、前後の文章をつなぐ形で使われる事が多いです。例文2を当てはめてみると、「マラソンなんてやりたくないと思っていた。その実、ハマってしまった」となります。

「その実」を「そのみ」と読む場合は、例文3のように「そこにある果実」を指すのです。読み方1つで意味が全く異なってしまいます。実際に文章を読み上げる際、「そのじつ」と読むところを「そのみ」と読んでしまうと、意味が相手に全く通じなくなってしまうため、注意しましょう。

「その実」の類義語は?違いは?

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「その実」とは「本当は。」「しかしながら実際のところは。」の2つの意味がありました。そんな「その実」の類義語についても見ていきましょう。

その1「実際は」

「その実」の類義語の1つに「実際は」という言葉があります。基本的に「本当は」と同じ意味を持っており、「その実」のように「〇〇だ。だが実際は、△△だ」の形で、用いられることが多いでしょう。前半の文章に対し、正反対の内容を後半で伝える事も同じです。しかし、「その実」は、心情や思いなども伝えられますが、「実際は」は事実を伝える時に使います。

・最近デパートで会ったクラスメイトのお母さんが、とても美人で若く見えたが、実際は50代と聞いて衝撃を受けた。

・彼女の見た目は派手だ。しかし、実際はおとなしくまじめな性格だった。

・正式には社長は引退したことになっている。しかし、 実際は解任されていたのだ。

\次のページで「その2「実のところ」「実を言うと」」を解説!/

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