国語言葉の意味

「頑な」の意味や使い方は?例文や類語を読書家Webライターがわかりやすく解説!

「頑な」の使い方・例文

「頑な」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.あの人は性格が頑なで、人の意見を一切聞きいれないから放っておくことにする。
2.彼は頑なに断り続けており、結局答えを導き出すことはできなかった。
3.あの人は頑なで意地っぱりだから、何を言っても無駄だ。

これらの例文について、1つ1つ詳しく見ていきましょう。例文1は「頑な」の言い回しの1つ、「頑なで」を使った文章になります。主に現代では「融通が利かなく、自分の意見や主張を変えないこと」という意味で使われる事が多いです。例文1では「あの人は融通が利かなく、人の意見を聞き入れないため、放っておく」という意味の文章になっています。

例文2、3の「頑な」も同様の意味です。「頑なに」とすると、「あの人は融通が利かなく、一切動作を変えようとしない」ことを表現しており、「彼は一切融通が利かず、断り続けている」という意味の文章になっています。

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その人の考え方や性格を表す事もあれば、「何かの物事に対し、徹底的にこだわり抜き、それを守り続けている状態」を表す事もある。

このように、「頑な」は主にネガティブなイメージで使われる事が多い。しかし、「頑なに昔ながらの味を守り続けている」といったように使う事もできる。「頑な」は文章の前後によって、良い意味にでも悪い意味にでも変わる事を覚えておこう。

「頑な」の類義語は?違いは?

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「頑な」とは「意地を張って自分の主張や態度を変えないさま。」「 見苦しく劣っているさま。愚かで下品なさま。」「 不体裁なさま。ぎごちないさま。 」の3つの意味がありました。そんな「頑な」の類義語についても見ていきましょう。

その1「頑固」

「頑な」の類義語には、「頑固」が挙げられます。「頑固」とは「がんこ」と読み、「かたくなで、なかなか自分の態度や考えを改めようとしないこと」という意味。「かたくな」と意味にあるように、「頑な」と「頑固」はほぼ全く同じ意味です。

しかし、「頑な」と「頑固」は使われるシーンに違いがあります。「頑固」は自分の考えや態度など、「性格」を表す場合に用いられる事が多いです。「頑な」は、人の意見を受け入れない、つまり状態や言動を表す場合に使います。

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