
端的に言えばご厚情の意味は「深い思いやり」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
幼少期から様々な分野の本を読み続け、知識を深めてきた川瀬を呼んです。一緒に「ご厚情」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/川瀬
幼少期から多種多様な本を与えられて育ち、分からない言葉があれば辞書で引く癖がついていた。本を読み続けていく中で、細やかで表現力豊かな美しい日本語に魅了される。これまでの読書量を活かし、丁寧に言葉の意味を解説していく。
「ご厚情」の意味や語源・使い方まとめ

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皆さん「ご厚情」という言葉をご存じでしょうか。一見堅苦しい言葉に感じますが、葬儀や式典や、年賀状などの書面に置いてよく使われる言葉になっています。いざ目にした時に戸惑わないよう、正しい意味と使い方を知る事が大切です。それでは早速「ご厚情」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。
「ご厚情」の意味は?
「ご厚情」には、次のような意味があります。
「厚情」に丁寧の「お」をつけた表現。「厚情」は、深い情けや思いやりのこと。「格別のご厚情を賜わり厚く御礼 申し上げます」のように用いる。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「ご厚情」
「ご厚情」とは、「深い情けや思いやりのこと」という意味。「厚情」と漢字で表されている通り、人の「深い情け」「思いやり」「親切心」の意味を持っており、言葉の頭に尊敬語である「ご」のついた、敬語の表現になっています。
「ご厚情」は「ごこうじょう」という読み方です。「厚」は訓読みでは「厚い」と読みますが、「ご厚情」では音読みで「ごこうじょう」と読むため、間違えないように注意しましょう。また、「ご厚情」は漢字で「御厚情」と書く場合もあるため、あわせて覚えておきましょう。
「ご厚情」の使い方・例文
「ご厚情」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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