
「了見」の使い方・例文
「了見」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.君のその行動が、了見が狭いことを証明しているんだ。
2.了見違いをしているようだが、この程度のことで私は恐れなど抱かない。
3.まだ、幼い子どもを車に放置するなんて、どういった了見だ。
これらの例文について、1つ1つ詳しく見ていきましょう。「了見」の使い方には、「了見が狭い」「了見の狭い人」があり、例文1では前者を用いた例になっています。「了見が狭い」とは、「考え方が1つの方向に偏っていること」という意味。「了見が狭い人」とすると、「考え方が1つの方向に偏っている人」となるので覚えておきましょう。
「了見違い」も「了見」の言い回しの1つです。「了見違い」とは、「考え違い」「考えが間違っている」ことを意味する言葉で、例文2のように「了見違いをしている」のように使う事が出来ます。
他にも「どういった了見だ」という言い回しもあるため、覚えておきましょう。「どういった了見だ」とすると、「どういった考え」となるため、例文3の場合は「子供を放置するなんて、どういう考えだ」という意味の例文になるのです。
「了見」の類義語は?違いは?

image by iStockphoto
「了見」には「考え。思慮。分別。」「考えをめぐらすこと」「許すこと。こらえること。」「とりはからい、処置」の4つの意味がある事が分かりました。そんな「了見」の類義語についても見ていきましょう。
その1「考え」
「了見」を最も分かり易い日本語で言い換えると「考え」になり、最も近い類義語と言えるでしょう。「考え」とは「考えること。また、考えて得た結論・判断・予測・決意など」という意味。ほぼ意味に違いはなく、「了見違い」を「考え違い」へ、「了見が狭い」は「考え方が偏っていて狭い」へ言い換えることが可能です。
\次のページで「その2「意見」」を解説!/