この記事では「折り合い」について解説する。

端的に言えば折り合いの意味は「お互いが納得できる妥協点を見つけること」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

幼少期から様々な分野の本を読み続け、知識を深めてきた川瀬を呼んです。一緒に「折り合い」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/川瀬

幼少期から多種多様な本を与えられて育ち、分からない言葉があれば辞書で引く癖がついていた。本を読み続けていく中で、細やかで表現力豊かな美しい日本語に魅了される。これまでの読書量を活かし、丁寧に言葉の意味を解説していく。

「折り合い」の意味や語源・使い方まとめ

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競馬に詳しい方や、交渉事が丸く収まった際に「折り合い」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。また、仲が悪いときには「折り合いが悪い」という事もあります。実は「折り合い」という言葉は、普段の生活からビジネスシーンまで、様々な場面で使う事が出来る便利な言葉なのです。それでは早速「折り合い」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「折り合い」の意味は?

「折り合い」には、次のような意味があります。

1. 折り合うこと。譲り合って解決すること。「大筋での折り合いがつく」
2. 人と人との関係。仲。「お姑(しゅうと)さんとの折り合いが悪い」
3. 連句で、長句の止めと短句の止めとの「てには」が同じになること。避けるべきものとされる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「折り合い」

「折り合い」とは「譲り合って解決すること」という意味。争い事や交渉、意見の対立が起きた場合に、互いが譲り合って解決する事を「折り合い」と呼びます。

また、「折り合い」にはこれだけではなく、「人と人の関係。仲」という意味もあるのです。この意味での「折り合い」には、「折り合いが悪い」という言い回しがあったりなど、ネガティブなニュアンスで使われる事が多くなっています。

「折り合い」の語源は?

次に「折り合い」の語源を確認しておきましょう。「折り合い」という言葉を2つに分けると、「折る」と「合う」に分けられます。「折り合い」の語源は、この「折る」の持つ古い意味に由来するのです。

古語としての「折る」には、「〇〇を折る」など現代でも使われる意味の他に、「主張を引っ込める」という意味もあります。後者の古語としての意味を用いて、「折り合い」とすることで、「お互いに主張を引っ込めて、和解する」という意味になったと言われているのです。

\次のページで「「折り合い」の使い方・例文」を解説!/

「折り合い」の使い方・例文

「折り合い」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.早いうちに交渉での折り合いをつけないと、取引そのものに影響が出てしまう。
2.あのカップルは仲違いしていたが、なんとか折り合いがついたようで安心だ。
3.金銭面で折り合いがつかず、新車の購入はしばらく先になりそうだ。

これらの例文について、1つ1つ詳しく見ていきましょう。例文1の「折り合い」はビジネスシーンでの使い方になります。「折り合いをつける」とは、「交渉において、互いに譲り合い、お互いに納得できる妥協点を見つけること」を意味しているのです。「折り合いがついた」とすると、「互いに譲り合い、納得できる妥協点を見つけた」というニュアンスになります。

例文2は、人間関係における「折り合い」の使い方です。この場合の「折り合いをつける」は、「人間関係の調節、まとめる」というニュアンスでとれるでしょう。

例文3は、折り合いがつかなかった場合での使い方です。「折り合いがつかない」とすると、「妥協点が見つからなかった」つまり、「解決に至らなかった」という意味になります。

「折り合い」の類義語は?違いは?

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「折り合い」とは、「譲り合って解決すること」「 人と人との関係。仲」を意味する言葉でした。そんな「折り合い」の類義語についても見ていきましょう。

その1「譲歩」

「譲歩」は「じょうほ」と読み、「自分の意見や主張を引っ込めて、他人の考えと折り合いをつけること」という意味。「折り合い」と異なる点としては、自分から主張を引っ込めることで、相手の意見に合わせることという意味です。「折り合い」と「譲歩」、上手く使い分けることが出来ます。

\次のページで「その2「妥協」」を解説!/

・長期間に渡る交渉の末、譲歩を勝ち取ることが出来た。

・幼馴染とは、お互いに応援するサッカーチームがライバル関係にあるため、それだけは譲歩できない。

・電車内で困っている高齢者がいたので、席を譲歩することにした。

その2「妥協」

「妥協」は「だきょう」と読み、「主張が対立している場合、互いの主張を幾分かずつ譲り合って、穏やかに解決すること」という意味。「折り合い」と非常に意味が酷似していますが、「妥協」は少し低い結果に甘んじる事で解決するというニュアンスが強いです。

・駅から近い家に住みたかったが、家賃が高すぎたため、別のアパートで妥協した。

・本当は京都に旅行に行きたかったが、今は遠出できないため、川越で妥協した。

・趣味に関してはどうしても妥協できない。

「折り合い」の英訳は?

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「折り合い」の類義語について見ていきましたが、英語で表現する場合には、どういった単語を用いるのが適しているのでしょうか。

「compomise」

「折り合い」を英語で表現する場合、「compromise」が適しているでしょう。また、「折り合い」を「合意に至ること」という意味で使う場合には、「to reach an understanding」という言葉で表現する事も可能です。例文についても見ていきましょう。

・You have to deal with reality.(君は現実と折り合いをつけるべきだ[現実と向き合うべきだ])

・I’ll try to come to terms with reality.(現実と折り合いをつけようとしている[諦めて現実をうけいれようとしている])

・He’s getting in bad with his colleagues.(彼は同僚と折り合いが悪くなっている[同僚と仲が悪くなっている])

\次のページで「「折り合い」を使いこなそう」を解説!/

「折り合い」を使いこなそう

この記事では「折り合い」の意味・使い方・類語などを説明しました。「折り合い」には「お互いに譲り合って解決すること」「人と人との関係。仲」という二つの意味があるのです。「折り合い」には様々な言い回しがあり、「折り合いをつける」「折り合いが悪い」などの表現で使われます。

類義語では「譲歩」「妥協」が挙げられるでしょう。「譲歩」は自分の意見を引っ込め相手に合わせる、「妥協」は低い結果に甘んじる事で解決するという意味があるため、併せて覚えておくと表現の幅が広がります。

「折り合い」は仕事などのビジネスシーンは勿論、日常生活でも使う事が出来る便利な言葉です。この機会に、正しい意味と使い方をマスターしましょう。

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国語言葉の意味

「折り合い」の意味や使い方は?例文や類語を読書家Webライターがわかりやすく解説!

この記事では「折り合い」について解説する。

端的に言えば折り合いの意味は「お互いが納得できる妥協点を見つけること」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

幼少期から様々な分野の本を読み続け、知識を深めてきた川瀬を呼んです。一緒に「折り合い」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/川瀬

幼少期から多種多様な本を与えられて育ち、分からない言葉があれば辞書で引く癖がついていた。本を読み続けていく中で、細やかで表現力豊かな美しい日本語に魅了される。これまでの読書量を活かし、丁寧に言葉の意味を解説していく。

「折り合い」の意味や語源・使い方まとめ

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競馬に詳しい方や、交渉事が丸く収まった際に「折り合い」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。また、仲が悪いときには「折り合いが悪い」という事もあります。実は「折り合い」という言葉は、普段の生活からビジネスシーンまで、様々な場面で使う事が出来る便利な言葉なのです。それでは早速「折り合い」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「折り合い」の意味は?

「折り合い」には、次のような意味があります。

1. 折り合うこと。譲り合って解決すること。「大筋での折り合いがつく」
2. 人と人との関係。仲。「お姑(しゅうと)さんとの折り合いが悪い」
3. 連句で、長句の止めと短句の止めとの「てには」が同じになること。避けるべきものとされる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「折り合い」

「折り合い」とは「譲り合って解決すること」という意味。争い事や交渉、意見の対立が起きた場合に、互いが譲り合って解決する事を「折り合い」と呼びます。

また、「折り合い」にはこれだけではなく、「人と人の関係。仲」という意味もあるのです。この意味での「折り合い」には、「折り合いが悪い」という言い回しがあったりなど、ネガティブなニュアンスで使われる事が多くなっています。

「折り合い」の語源は?

次に「折り合い」の語源を確認しておきましょう。「折り合い」という言葉を2つに分けると、「折る」と「合う」に分けられます。「折り合い」の語源は、この「折る」の持つ古い意味に由来するのです。

古語としての「折る」には、「〇〇を折る」など現代でも使われる意味の他に、「主張を引っ込める」という意味もあります。後者の古語としての意味を用いて、「折り合い」とすることで、「お互いに主張を引っ込めて、和解する」という意味になったと言われているのです。

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