
仕舞い:物事が終わること
能の略式上演を「仕舞」と言い、能の上演終了後のアンコールで「仕舞」を舞ったことから、なにかが終わることを「お仕舞い」と言うようになったのだとか。「皮切りに」の「なにかが始まる」という意味と対義的ですね。
挙句の果て:最終的な結果
「いきついた結果」を意味する「挙句」を、さらに強調した表現です。物事が大きく動くきっかけである「皮切りに」に対して、その結果であるという意味において対義関係にあると言えるでしょう。
結尾(けつび):終わり
特に文章などの終わりを指す言葉ですね。『皮を切る』と『尾を結ぶ』という、体の一部を使うところが共通の、「皮切りに」に対義的な表現方法です。
「皮切りに」は英語ではなんという?
国際化が叫ばれて久しい昨今にあっては、日本語の英語訳が気になるという方も多いのではないでしょうか。そこで「皮切りに」の英語表現もご紹介します。
gateway
「入口」という意味の単語。これが転じて、「皮切りに」というニュアンスで使われることもあります。
start with
先に挙げた「gateway」よりも、直接的に「皮切りに」を英語訳した感じがしますね。ほかに和訳するとすれば、「○○を発端とする」や「○○から始まる」といったところでしょう。
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