国語言葉の意味

【慣用句】「臍を噛む」の意味や使い方は?例文や類語を日本文学部卒Webライターが解説!

その2「悔恨の念」

悔恨の念」は「かいこんのねん」と読みます。「悔恨」とは、過ちを後悔して残念に思うこと、「念」は心の中にある思いのことです。つまり「悔恨の念」とは、自分の過去を振り返り強い後悔の気持ちでいること、ですね。

「悔恨の念」は、自分が犯してしまった罪について後悔する、と言うことですから、自分の行いについて反省する時に使われます。自分に対する反省の意味が強いところが、「臍を噛む」とはすこし違いますね。

「臍を噛む」の対義語は?

「臍を噛む」は、取り返しがつかないことを悔やむことですが、ぴったりの対義語と言うものはありません。しかし、反対の意味に近いものとして「備えあれば憂いなし」があります。紹介しましょう。

「備えあれば憂いなし」

備えあれば憂いなし(そなえあればうれいなし)」もとても有名なことわざですね。「備え」とは、準備すること、「憂い」とは、これから予測される悪い事態に対する不安や心配。つまり、「備えあれば憂いなし」とは、 前もって準備を整えておけば、 いざという時、後から困ることはない、と言う意味です。

「臍を噛む」が、取り返しがつかなくなって後悔することですから、反対の意味に近い意味を持つことわざと言えるでしょう。

「臍」を使った慣用句

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「臍(ほぞ)」を使った慣用は、「臍を噛む」の他にも「臍を固める」があります。説明しましょう。

「臍を固める」

臍を固める」は「ほぞをかためる」と読みます。「臍」とは、今まで説明してきた通り、おへそのことですね。「臍を固める」は、決意を固める覚悟を決める、と言う意味の慣用句です。

「腹の探り合い」などと言う言葉からも分かるように「腹」は「人の考えている事」と言う意味で良く使われます。そして、「へそ」はお腹の真ん中にあるのですから「本心」が在る所、と言うことなのでしょう。このことから、決心する、覚悟を決めると言う意味の慣用句として「臍を固める」が使われるようになったのです。

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「臍を嚙む」の類義語や対義語、関連した言葉について説明してきた。「臍を噛む」と似たような意味の慣用句には、悔しがると言う意味の「地団駄を踏む」や、手遅れと言う意味の「後の祭り」もあるぞ。似た意味の慣用句だが、どんなところが相違しているか調べてみるといいだろう。

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