
「春眠暁を覚えず」の使い方・例文
「春眠暁を覚えず」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
・春眠暁を覚えずとはよく言ったもので、毎年春はつい朝寝坊してしまう。
・昼間でもウトウトするようでは、いくら春眠暁を覚えずとはいえやる気を疑われるぞ。
1つ目の例文のように、寝坊したことの言い訳として使われることも多い「春眠暁を覚えず」。筆者も寝ることと食べることが大好きなので気持ちはよくわかるのですが、起きるべき時間はきちんと守らないと社会人としてはよくありませんね。
早起きして朝日を浴びると体内時計がリセットされます。その14~16時間後に自然と眠くなる睡眠サイクルがスタートするとか。早寝することももちろん大切ですが、朝に何かしらの楽しみを用意しておくなどすると早く起きやすくなりますよ。
「春眠暁を覚えず」の類義語は?違いは?

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「春眠暁を覚えず」と同じような意味の言葉はあるのでしょうか。春限定ではありませんが「寝坊」のニュアンスを表すものと、春の夜明けのよさを表した言葉を紹介します。
その1「朝寝」
朝遅くまで寝ていることをいいます。現代の使い方としては特に季節を限定せずに用いますが、この言葉の元も実は「春眠暁を覚えず」だとか。
春の季語として与謝蕪村の俳句に使われていたり、福島県の民謡「会津磐梯山」にも「朝寝朝酒朝湯が大好きでそれで身上潰した」という歌詞が登場したりします。
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