国語言葉の意味

「ただならぬ」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

「ただならぬ」の使い方・例文

「ただならぬ」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.技術的なトラブルが相次いだことを謝罪する記者会見は、ただならぬ雰囲気で始まった。

2.ある宿場町の心霊スポットと言われるトンネルは、慣れた人でもただならぬ気配で一同から笑顔が消えた。

3.普段のイメージとは違い、大会ではただならぬ力を発揮して、全国のトップに立った。

4.普通ではない量の汗をかいていて、彼がただならぬ状態であるとすぐに悟った。

「ただならぬ」は「ただごとではない」という言葉が根幹にありますので、物事が「想定の範囲外である」ということを示して使われます。また「ただならぬ」は連体形なので、後ろに入ってくる単語によってはポジティブな意味合いにも、ネガティブな意味合いにもなるフレーズです

使い方次第で、良い方向に振れているのか、悪い方向に振れているのかが変わりますので、「ただならぬ」が使われている前後の文脈からどちらの意味で使っているのかを伝わるようにしなくてはなりません。とはいえ、名詞の前につけることで簡単にその意味を強調することができるので、何かと便利な言葉です。

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ここまで、「ただならぬ」の言葉の意味や語源、使い方について解説してきたぞ。「ただならず」の連体形であり、直後の名詞をポジティブにも、ネガティブにも強調できるフレーズだということが分かったな。表現として使える場面が多いからこそ、文脈に対して適切に使うことが肝要だ。さらに、使いやすいからと言って多用してはいけない。「ただごとではない」ことはそう多くは起こらない。ここぞの場面を限定して使うことも大切だ。

「ただならぬ」の類義語は?違いは?

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「ただごとではない」という意味を持つ「ただならぬ」の類義語としては「半端でない」「ものすごい」「由々しき」といった言葉が挙げられます

「半端でない」は「すさまじい事」という意味で、「ただならぬ」同様に、ポジティブにもネガティブにも使えるフレーズです。「ものすごい」は「並をはるかに超えている」という意味でポジティブにもネガティブにも使えますし、「気味が悪いほどだ」という少し、ネガティブな意味合いも持ち合わせています

一方で「由々しき」は「このまま放置しておくと大変である」という意味で、こちらは完全にネガティブな意味合いです。

その1「半端でない」

「半端でない」は「半端」の否定形となります。「半端」とは「数が揃っていない」ことや「どっちつかず」であることを意味する単語です。これを打ち消しているので「数がとんでもない」様子や「どちらかに突き抜けている」ようなことを表しています。

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