国語言葉の意味

【ことわざ】「思い立ったが吉日」の意味や使い方は?例文や類語を文学部卒Webライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「思い立ったが吉日」について解説する。

端的に言えば思い立ったが吉日の意味は「何かしようと決意したら、その日すぐに始めるべき」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

今回は難関私大の文学部を卒業し、表現技法にも造詣が深い十木陽来を呼んだ。一緒に「思い立ったが吉日」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/十木陽来

難関私大の文学部卒ライター。現代文芸の表現技法を学びながら趣味で小説を書いたりもしてきた。その知識を使って様々な言葉の意味をわかりやすく丁寧に解説する記事を書いている。

「思い立ったが吉日」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 32303845

それでは早速「思い立ったが吉日」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「思い立ったが吉日」の意味は?

「思い立ったが吉日」には、次のような意味があります。

何かをしようという気持ちになったら、その日が吉日と思ってすぐに始めるのがよい。思い立つ日が吉日。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「思い立ったが吉日」

何かを始めようと思った時、不安に思ったり面倒になったりしてつい先延ばししてしまうこともあるかもしれません。ですが「始めよう!」と決意したその日に勢いで始めてしまった方が良い結果をもたらす、ということを「思い立ったが吉日」ということわざは表しています。日を選ばずに直ちに着手することで、長期にわたって継続できる可能性や、早期にチャンスを得られる可能性が出てくるかもしれません。行動したいと思った時に背中を押してくれるのが、「思い立ったが吉日」ということわざなのです。

「思い立ったが吉日」の語源は?

次に「思い立ったが吉日」の由来を確認しておきましょう。「吉日」は「きちにち」「きつじつ」と読まれることもありますが、一般的には「きちじつ」と読みます。大安吉日という言葉からもわかるとおり、「縁起の良い日」という意味です。特に何か事を始めるのに良い日とされています。暦の上で決められた日付を指す場合もありますが、「思い立ったが吉日」では「思い立った」その日が始めるのに縁起の良い日である、ということわざになったです。すぐに始めることで良い結果につながった事例が多かったことが伺えますね。

\次のページで「「思い立ったが吉日」の使い方・例文」を解説!/

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