国語言葉の意味

「悲愴」の意味や使い方は?例文や類語を字幕制作者がわかりやすく解説!

この記事では「悲愴」について解説する。

端的に言えば悲愴の意味は「かわいそうな有様」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

ドラマやアニメなど、数多くの映像字幕を作成した経験があるNagiを呼んです。一緒に「悲愴」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/Nagi

映像翻訳スクール出身。翻訳、チェッカー以外にも、CC字幕(クローズドキャプション)の制作多数。言葉を文字で表現する「字幕」の世界に数多く触れてきた経験を活かして、分かりやすく解説する。

「悲愴」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

悲愴」の読み方は「ひそう」です。「ひそう感」という表現が一般的なので、よく知っているという人が多いのではないでしょうか。

それでは早速「悲愴」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「悲愴」の意味は?

まず、国語辞典に記載されている意味を見てみましょう。「悲愴」には、次のような意味があります。

悲しく痛ましいこと。

出典:実用新国語辞典 特装版(三省堂)「悲愴」

同じく「ひそう」と読む「悲壮」も併せて紹介しておきましょう。「壮」という漢字には「逆境の中で力を振りしぼる」という意味があります。そのため「悲壮」は「悲しみに立ち向こうとするさま」を表す言葉であり、悲しみ一色の「悲愴」とは異なるニュアンスを持っているのです。「悲愴と悲壮」、この違いを正しく理解していた人は、どのくらいいるでしょうか?

「悲愴」の語源は?

ここで「悲愴」の語源を確認しておきましょう。まず「悲」の漢字を見ていきます。「」は否定の意味がある字ですが、もともとは「二つに分かれる」ことを意味する象形文字。字体が左右対称になっていることからも分かりますね。ここに部首の「心」が組み合うことで「心が張り裂ける=悲しい」という意味になったといわれています。

さらに「」にも注目してください。この漢字は「悲しみに打ちひしがれる」という意味を持っています。「悲愴」という熟語は、まさに悲しみにあふれる世界で苦しむさまを表しているのです。

\次のページで「「悲愴」の使い方・例文」を解説!/

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