
その2「ありがたい」
「ありがたい」は、「感謝をしたい」とか「心からうれしい」という意味です。「あなたからの情報提供がありがたい」などと使われます。
漢字で書くと「有難い」で、語源は古語の「有難し」です。字のごとく、「有ることが難しい」ということで、もともとの意味は、「生きていくのがめずらしい」「生きていきにくい」でした。これが転じて、感謝を伝える用語となったのです。ビジネスのシーンでは円滑に業務を進めるにあたっては欠かせない言葉ですね。
その2「万々歳」
「万々歳」(ばんばんざい)とは、「大変おめでたいこと」や「非常に望ましいこと」です。「万歳」を繰り返すことで最高の喜びを表現しており、「万万歳」と書くこともあります。「昨日、無理だと思われていた今年度のサービス売上目標が達成され万々歳といった気分だ」などと使わるのです。
「御の字」の対義語は?
「御の字」の対義語について見てみましょう。
「不満」
「御の字」の対義語は「不満」です。「物足りないこと」や「満足しない気持ち」の意味になります。「学校のしきたりに不満を持つ生徒が校則を変えようと思っている」などと使われるのです。「不満」は気持ちの状態ですが、これがたまると「文句」といった行動につながります。「不満」や「文句」を口にする人はとってもネガティブなイメージを持たれがちで、特にビジネスシーンでは敬遠されがちですね。
一方、「不満」こそ、品質改善のためのトリガーとなるもので、大いに顧客の不満を取り入れて、顧客満足度を高めようという前向きな考えもあります。
「best」
「御の字」の英語は「最上」「最もよい」の意味を持つ「best」です。「御の字」を表す熟語としては、「cannot be better」(このうえない)、「more than enoough」(十分です)、「cannot ask for more than that」(それ以上は求められない)があります。
\次のページで「「御の字」を使いこなそう」を解説!/