「辱」を用いたことわざ
類義語にはならないかもしれませんが、参考に「辱め」の「辱」という漢字を使ったことわざを1つ紹介します。
「衣食を足りて栄辱を知る」ということわざをご存知でしょうか。このことわざには、「栄辱」という、「辱」という漢字を含んだ熟語が用いられています。
「栄辱」とは「ほまれと辱め」のことを指す言葉です。つまりこのことわざは「人は衣食などの生活に困らなくなって初めて、なにが大切か・なにが恥ずべきことかがわかるようになる」という意味になります。
さらにレベルアップしたいという方は、こちらも合わせてぜひ理解しておきましょう。他にもいくつか「辱」を使ったことわざは存在していますので、ぜひ辞書で検索してみてください。
「辱める」の対義語は?
「恥をかかせる」「地位や名誉を傷つける」という意味の「辱める」の反対語には、どんな言葉があるでしょうか。以下で確認してみましょう。
辱めるの対義語「尊重する」
相手の名誉を傷つけるのが「辱める」であれば、対義語となるのは「相手に敬意をはらう」という意味ではないでしょうか。そうした表現として挙げられるのは「尊重する」や「敬う」という言葉です。
どんなときでもどんな相手にも、敬意をはらうことは忘れないでいたいですね。
辱めるは英語で「insult」
まずは「insult」という単語が「辱める」と直接訳すことができる動詞として挙げられます。他にも「shame(恥)」という名詞の単語を使って「put 〜 to shame」で「〜を辱める」といった表現も可能です。
また、名詞では「humiliation」という「恥をかかせる・かかされる」という単語も存在しています。どれも「辱める」と訳すことができるだけでなく、英作文を書くときにどの表現が書きやすいか・それまでの文章に合うかまで検討できるようになるといいですね。
以下にそれぞれの例文を用意していますので、最後にチェックしてみてください。
He was insulted by his colleagues.
彼は同僚から辱めを受けた。
I was put to shame in the presence of the guest.
僕は客の面前で辱められた。
I can no longer endure such humiliations. (no longer:もはや endure:耐える)
こんなに辱めを受けたんだ、私はもう黙っていられない。
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