国語言葉の意味

「他愛もない」の意味や使い方は?例文や類語を日本文学科卒Webライターがわかりやすく解説!

1.お酒を飲み過ぎて意識を失い、他愛もなく眠りこけてしまった。
2.他愛もない子供のいたずらですから、あなたが上手にフォローしてあげてください。
3.いつものグループで、他愛もない冗談を交わし合った。
4.今日の試合に他愛もなく負けてしまったのは、相手が強すぎたのだと思いたい。

例文1は、「他愛もない」を「正体がない」の意味で使った例です。「頭をぶつけて他愛もなくのびてしまった」などと使うこともできますよ。

例文2と3は、「思慮分別がない」の意味で使った例です。文字通り思慮分別がない場合にも使われますし、思慮分別がないとはつまり注意深く心を働かせることがないということを表しますから、とりとめがない、取るに足りないことを表す場合にも使うことができます。後になって振り返れば何を話していたかも思い出せないような雑談を「他愛もない会話」と言ったりしますね。

例文4は、「手応えがない」の意味で使った例です。張り合いがない、あっけないさまを表現したい場合にも使えます。「殴られて他愛もなく倒れこんだ」「今日の会議は他愛もない内容だった」などと使うこともできますよ。

「他愛もない」の類義語は?違いは?

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「他愛もない」の類義語を見ていきましょう。

その1「簡便」

「簡便(かんべん)」は、「簡単で便利なこと、手軽なこと」を意味する言葉です。手っ取り早いことを表しますから、「取るに足りない」という意味での「他愛もない」と似たような意味を持つ言葉であるといえるでしょう。

その2「前後不覚」

「前後不覚(ぜんごふかく)」は、「物事のあとさきも分からなくなるくらいに正常な意識を失うこと」を意味する言葉です。あとさきの区別もつかなくなるほど正体を失うこと、正気を失うことを意味しますから、「正体がない」という意味での「他愛もない」と似ていますね。

その3「大人げない」

「大人げない」は、その言葉の通り「大人らしい思慮分別に欠けている」ことを意味する言葉です。「幼くて思慮分別がない」という意味で使いたい場合、「大人げない」と言い換えることもできますよ。

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