国語言葉の意味

「他愛もない」の意味や使い方は?例文や類語を日本文学科卒Webライターがわかりやすく解説!

この記事では「他愛もない」について解説する。

端的に言えば他愛もないの意味は「取るに足りない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

日本語が好きで日本文学科を卒業したハルを呼んです。一緒に「他愛もない」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/ハル

日本語が大好きで日本文学科を卒業。現在は子供が言葉を覚えていく様子を見ながら日本語の奥深さを実感中。多くの人にそのよいところを紹介したいとの思いを込めて丁寧に解説する。

「他愛もない」の意味や語源・使い方まとめ

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「他愛もない」という言葉、日常会話の中で使ったことがあるのではないでしょうか。とはいえ、間違いなく使えているかと聞かれると不安になってしまう方もあるかもしれませんね。それでは早速「他愛もない」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「他愛もない」の意味は?

まず初めに、辞書で「他愛もない」の意味を確認してみましょう。「他愛もない」には、次のような意味があります。

1.正体がない。また、しまりがない。
2.しっかりした考えがない。また、幼くて思慮分別がない。
3.手ごたえや張り合いがない。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「たわい無い」

「他愛もない」は、「たわいもない」と読みます。現代では「たあいもない」と読んでも間違いではないのですが、正確には「たわいもない」であると覚えておきましょう。「他愛もない」は「他愛ない」が変化した表現です。もともとは「たわい無い」と言い、「他愛」という漢字は当て字なのですよ。

「他愛もない」は、正体がないさま確固とした態度や考えがなく思慮分別のないさまはねかえってくるような手応えがなくあっけないさまを表す言葉です。しっかりとした考えがないというところから、とりとめがない、あてにならない、取るに足りないことも表します。

「他愛もない」の語源は?

次に「他愛もない」の語源を確認しておきましょう。

「他愛」は「たわい」の当て字であると説明しました。では、「たわい」とは何でしょう。「たわい」は、下に否定を表す「ない」を伴って用いて「言動がしっかりしていて、正気であること」「しっかりした考え、思慮分別」「手ごたえ、張り合い」を意味します。また、「酒たわい」の略で、正体なく酒に酔うこと、酩酊することを表すとも言われているのですよ。

そこから、「たわい無い」は「正体がない、思慮分別がない、手応えがない」ことを意味するようになりました。この「たわい無い」に「~さえない」という意味を持つ「も」いう助詞を加えて「他愛もない」です。「普通ならあっていいはずの思慮分別さえない」ということになるのですね。「他愛がない」「他愛のない」というようにも用いることもありますよ。

「他愛もない」の使い方・例文

「他愛もない」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

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