国語言葉の意味

「目敏い」の意味や使い方は?例文や類語を元国語科教員がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「目敏い」について解説する。

端的に言えば目敏いの意味は「見つけることが早い」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

元国語科教員のminを呼んだ。一緒に「目敏い」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/min

高等学校の国語科教員として、授業や受験対策、小論文の講座を3年間経験。主に現代文を担当し、言葉に関する指導を幅広く経験してきた。現在はWebライターを目指して勉強中。

「目敏い」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 74546990

それでは早速「目敏い」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「目敏い」の意味は?

「目敏い」には、次のような意味があります。

め‐ざと・い
[形][文]めざと・し[ク]

1 見つけるのが早い。目が早い。

2 目が覚めやすい。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

めざとい」という読み方で、漢字表記は「目敏い」のほか「目聡い」と表記することもあります。「見つけることが早い」の他、「目が覚めやすい」という二つの意味を持っている言葉です。

また「見つけることが早い」という意味の「目敏い」は、文脈によっては少し皮肉を含んだ表現となります。

「目敏い」の語源は?

次に「目敏い」の語源を確認しておきましょう。語源は漢字を詳しく見てみるとよくわかります。

「敏」の中にある「」という字は「暗い」という意味を持つ字です。「まだ暗いうちのような意識にはっきりのぼらないうちに事が済むさま」から転じて「すばやい」という意味を持つようになったと言われています。「俊敏」「敏感」など、「早い」に関連する熟語にも多く用いられていますね。

「目敏い」もそのうちの一つで、「目が早い」つまり「見つけるのが早い」「目覚めるのが早い」の意を持っているということです。

\次のページで「「目敏い」の使い方・例文」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: