「虻蜂取らず」の対義語は?
ここでは、「虻蜂取らず」の対義語について詳しく見ていきましょう。
「虻蜂取らず」の対義語には、「一石二鳥」と「一挙両得」が挙げられます。「虻蜂取らず」が二つを同時に得ようとして失敗するのに対し、この言葉の意味は「一回で二つのことを得る」という意味です。
その1「一石二鳥」
「一石二鳥」とは、「一つのことをして同時に二つの利益・効果を挙げること」、という意味です。この言葉の由来は、イギリスのことわざ「kill two birds with one stone」からきています。一羽の鳥を狙って石を投げたところ、二羽の鳥が落ちてきたという逸話から生まれました。
その2「一挙両得」
「一挙両得」の意味は、「一つの事を行って、同時に二つの利益を得ること」です。「一石二鳥」と全く同じ意味であることが分かりますね。この言葉の由来は、中国の歴史書「晋書」に書かれてあります。それは次のようなお話です。
ある男が二頭の虎を退治しようとしたところ、「まずはその二頭の虎同士で戦わせるといい」と助言しました。二頭が戦うことで一頭は負けるので、男は勝ち残った残りの一頭を仕留めれば、二頭の虎を退治したことになる、というお話です。
「一石二鳥」と「一挙両得」の例文は以下の通りになります。
読書は、知識が増えるだけでなく心を豊かにしてくれる、まさに一石二鳥の習慣だ。
スキルと副収入の一挙両得を狙って、プログラミングを習い始めたが挫折してしまった。
二語とも意味は一緒であるため、例文も似たような形になりましたね。
「fall between two stools」
「fall between two stools」とは、直訳すると「ふたつの腰掛に座ろうとして、間に落ちる」です。日本での「虻蜂取らず」と全く同じ使われ方をします。二つの椅子を占領しようとした結果、おしりのサイズが足りなくて間に滑り落ちてしまう、というイメージかもしれません。
しかし、本来は椅子のことではなく、権力の「座」としての意味合いがあるとの説もあります。
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