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【ことわざ】「ミイラ取りがミイラになる」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「ミイラ取りがミイラになる」について解説する。

端的に言えばミイラ取りがミイラになるの意味は「人捜しに行った人が、そのまま帰ってこなくなり捜される側になる」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

中高生に英語や数学など、指導経験豊富なライター要を呼んだ。一緒に「ミイラ取りがミイラになる」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/要

塾講師を5年していた経験がある。留学経験があり、学生時代は留学生と英語でコミュニケーションを取っていた。日本語とは違った英語の感覚をわかりやすく伝える。

「ミイラ取りがミイラになる」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「ミイラ取りがミイラになる」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「ミイラ取りがミイラになる」の意味は?

「ミイラ取りがミイラになる」には、次のような意味があります。

1.人を捜しに行った者がそのまま帰ってこないで、捜される立場になってしまう。また、人を説得に行った者が、かえって説得され、先方と同意見になってしまう。

出典:goo辞書「ミイラ取りがミイラになる」

「ミイラ取りがミイラになる」とは、大きく分けると2つの意味があります。まず1つ目は、「人を捜しに行った人が、そのまま帰ってこなくなり、その人も捜される側になった」ということ。目的であった人捜しも達成できず、そのまま帰ってこれない、つまりその場に留まるという状況を表しています。

2つ目の意味は、「説得するはずが、相手に説得されてしまう」ということ。こちらも、本来の目的である説得はできず、相手に説得をされてしまうという状況です。

まとめると、「本来の目的は達成できず、期待とは逆の結果に終わる」「相手に丸め込まれて、目標が果たせずに終わる」ということ。状況に合わせて意味を解釈してみてくださいね。

「ミイラ取りがミイラになる」の語源は?

次に「ミイラ取りがミイラになる」の語源を確認しておきましょう。

もともと「ミイラ」とはポルトガル語で、「没薬」という意味。防腐剤として使われた油を意味します。アラビアやエジプトでは、死体に塗る薬です。この薬を布で巻き、箱に入れて棺に納めることで、死体がくさらないようにしました。

この没薬を取りに行った人が、砂漠で倒れて、薬を取るという目的を果たせず、そのまま自分がミイラになってしまったことが、ことわざの語源と言われています。

つまり、「ミイラ取りがミイラになる」とは、「ミイラ(没薬)を取りに行ったものが、ミイラになる」という意味だった訳です。

\次のページで「「ミイラ取りがミイラになる」の使い方・例文」を解説!/

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