
「下手の考え休むに似たり」:下手な人の考えは意味がない
「下手の考え休むに似たり」は、下手な人が考えたことは時間を浪費するばかりで休んでいるのと変わらない、つまり意味がないという意味のことわざです。碁や将棋で、下手な者が長考するのをからかったことが由来となっています。「下手の横好き」と同じく、相手をバカにするニュアンスが含まれており、あまり良い意味ではありません。
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「好きこそ物の上手なれ」の英訳
英語に訳すとどうなるのかも見ておきましょう。
「What one likes, one will do well.」
「What one likes, one will do well.」は直訳すると「好きなことなら上手くやれる」。「What one likes」は好きなことという意味になります。「好きこそ物の上手なれ」の英語表現としてはお決まりのものです。
「Do what you love and the money will follow you.」
「Do what you love and the money will follow you.」は直訳すると「好きなことをしなさい、そうすればお金がついてくる」です。「お金」は「結果」の比喩でもあります。「what you love」も好きなことという意味ですが、likesを使うよりもさらに熱心で好きだというニュアンスが伝わる表現ですね。
「好きこそ物の上手なれ」には、まず興味を持つこと
この記事では「好きこそ物の上手なれ」の意味や使い方、係り結びなどについて解説しました。普段から使われる場面の多いことわざである分、身をもって実感したことのある人も多いのではないでしょうか。
何事においても、まずは興味を持つことがとても大切です。たとえその気持ちが好きという地点にまで到達していなかったとしても、興味さえあれば積極的に調べたり話を聞いたりしますよね。知っていることが増えると、自然と好きになっていくもの。そうすれば、あとは「好きこそ物の上手なれ」できっと上達していくはずです。少しでも気になったことは、興味を持って好きになるところから始めてみませんか。