国語言葉の意味

「勤行」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校校舎長がわかりやすく解説!

「勤行」の語源は?

次に「勤行」の語源を確認しておきましょう。

」は「つとめる」という意味ですね。この漢字は「働く、仕事をする」という意味のほかに、「仏道に励む」という意味を持っています。「」は「おこなう」という意味ですね。古典文学の時代から、「仏道をおこなう」という意味で用いられてきました。

つまり「勤行」の文字はいずれも「仏道に励む」という意味を持っているのです。この2つの文字が重なることで、「勤行」は「仏教のおつとめをする」という意味になりました。

「勤行」の使い方・例文

「勤行」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.信州の善光寺はお朝の勤行に当たる「御朝事法要」を毎日行っている。善光寺住職が本堂においでになる道すがら、参道に並ぶ一般の人の頭を数珠で触れ功徳を分け与える光景は「お数珠頂戴」として有名だ。
2.人生も折り返しを過ぎた。これまでいろいろあったが、無事に生きていられるのもご先祖のおかげだと思う。これからは毎朝夕、私も仏前に手を合わせ勤行にいそしもう。

例文1はお坊さんたちの「おつとめ」について触れた文章です。長野県にある善光寺では、毎朝本堂で行われる「勤行」に向かう住職さんたちが、道に並ぶ一般の人に功徳を分け与えてくださいます。「お数珠頂戴(おじゅずちょうだい)」と言って、観光名物にもなっている光景です。

例文2は家庭でできる「勤行」の例をあげました。草葉の陰から見守ってくれているご先祖様に手を合わせ感謝する気持ちは、どんな世の中になっても忘れたくないものですね。

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現代は家にお仏壇がないという家庭も多いだろう。しかし仏壇が無ければ「勤行」ができないかというと、そうではない。仏様に気持ちを向かわせ、心の中でお経を読むだけでも、立派な「勤行」だ。気持ちを落ち着けるひと時として取り入れてみるのも良いかもしれないぞ。

「勤行」の類義語は?違いは?

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「勤行」と同じ意味を持つ言葉は非常に数多くあります。その中から「無言で祈る」「声を上げて経典を読む」というそれぞれの意味に合わせて類義語を4つご紹介しましょう。

その1「黙祷」

1つ目は「黙祷(もくとう)」です。「無言のまま心の中で祈ること」という意味ですね。原爆の日や終戦記念日にサイレンともに黙祷をささげた経験がある人も多いでしょう。仏教に限らず「無言で祈ること」全般に使える言葉です。

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