その2「be touched」
「be touched」を直訳すると「触れられる」ですね。しかし「be touched」には、心に触れるというところから「感動する、ジーンと来る」といった意味もあるのです。「be moved」が本や映画など「物」によって心が動かされたという場合に使われることが多いのに対して、「be touched」は人や動物などが行った行動に対して使われることが多い言葉なのですよ。
その3「be tied」
「tie」は「結ぶ」。「tied」は「結びつける、縛る」という意味があります。ですから「be tied」と受動態にすると「結ばれる」という意味になりますね。そこから「絆される」という意味としても使うことができるのですよ。
Everybody seemed to be moved by her sad story.(みんな彼女の悲しい話に絆されているようだった。)
She was touched by her mom’s deep love.(彼女はお母さんの深い愛情に絆された。)
She could not ask for a divorce because she was tied to her love for her children.(子供への愛情に絆されて、離婚を言い出すことができなかった。)
「絆される」を使いこなそう
この記事では「絆される」の意味・使い方・類語などを説明しました。
「絆される」は、相手の気持ちが伝わり、自分まで心を動かされてしまう場合に使われる言葉でした。相手の熱意や要求に折れて自分の本来の意志とは違った行動をとることになることを表します。しかし相手に強制されて動くということではありません。あくまでも自分の決断を表します。正しい意味を覚えて、ぜひ使ってみてくださいね。