

端的に言えば「時は金なり」の意味は「時間はお金と同じくらい貴重」ということだが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
今回はビジネスマンでありながら、副業Webライターでも活動している焚きつけを呼んだ。一緒に「時は金なり」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/焚きつけ
平日は一般企業のビジネスマン、スキマ時間は副業Webライターとして活動している。読書の習慣によって得た言葉の知識をもって、読者に向け言葉の意味を分かりやすく解説していく。
「時は金なり」の意味や語源・使い方まとめ

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皆さんは、時間を無駄に過ごしたりするときはありませんか?「時は金なり」というこちらの慣用句は、多くの方が見たり聞いたりしたことがある有名な言葉だと思います。ビジネスの場や、人生においても指針となるような考え方です。
それでは早速、「時は金なり」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。
時は貴重であるから無駄にしてはならない。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「時は金なり」
詳しく言うと「時間はお金と同じで、無限にあるものではなく有限の非常に貴重なものであるから、無駄にすることなく、大事に使うべきである」といった意味合いになります。
また、例えば3時間あったとして、ある人はSNSやネットサーフィンしながらダラダラと時間を過ごし、ある人は仕事や資格の勉強をしたとしましょう。前者は3時間の間に何も生まないでしょうが、後者は時給や報酬を得たり、資格の勉強をした人はスキルアップによって市場価値が高まり、年収アップに繋がるかもしれません。
このように、「時は金なり」には、「時間の使い方によって価値を失う場合がある」という、機会損失への注意喚起の意味も含まれています。
「時は金なり」の語源は?
次に「時は金なり」の語源を確認しておきましょう。
この言葉は実はアメリカから来た言葉なのです。英語では「Time is money(タイムイズマネー)」と言います。こちらも聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。この言葉は全国共通認識の語であり、日本だけの慣用句ではないのです。
また、「Time is money」が生まれたきっかけについては、後ほど解説します。
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