


解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/sasai
元会社員の現役フリーライター。言葉が好きで文章が好き。読むのも書くのも大好きで、海外小説からビジネス書まで何でも読む本の虫。こだわりをもって言葉の解説をしていく。
美しくりっぱな男子。
出典:goo辞書「美丈夫 意味」
上記の引用を見れば明らかであるとおり、意味合いとしてはシンプルです。また、漢字も意味合い通りのことを指していると言えるでしょう。「美丈夫」の「美」は美しいさま。「美丈夫」の「丈」は立派なさまであり、「美丈夫」の「夫」は男性を指しているのです。
ただし現在では、「立派な」という部分のニュアンスは無視され、単に「美しい男性」と考えられるケースも増えています。これは「美しい」という部分が印象深いという理由もありますが、「立派さ」とは何か?という基準が人それぞれ違いすぎるから、ということも大きいです。
「美丈夫」ってどう読むの?
「美丈夫」の読み方は「びじょうふ」です。取り立てて変わった読み方というわけでもないため、読み方に苦戦することはあまりない言葉と言えます。ただし気をつけるべきなのは、漢字です。まれに「びじょうふ」という音だけ聞き、意味を深く考えず「美丈婦」と記載してしまう例があります。相手を女性と勘違いしているケースで見受けられますが、美しい婦人の場合は「美婦(びふ)」です。
また、女性に対して「夫人」という言い方があるため、「美丈夫」という漢字を見て「夫人=女性を示している」と間違う人もいます。「美丈夫」は明確に男性だけを指しているため、注意してください。
「美丈夫」の使い方は?
「美丈夫」の使い方は以下の通りです。
\次のページで「「美丈夫」ってどんなイメージ?」を解説!/