
「雀の涙」の使い方・例文
「雀の涙」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この用語は、たとえば以下のように用いられます。
1.今期は営業成績が落ち込み、ボーナスは雀の涙ほどしかなかった。
2.グラスの中には雀の涙ほどのワインしか残っていなかった。
3.彼女は雀の涙ほどの朝食しか食べていないが、もうお腹いっぱいだと言っている。
例文から「雀の涙」の使い方を学びましょう。例文1は「今期の売り上げが思うように伸びず、ボーナスがとても少なかった様子」を示しています。例文のように「雀の涙」は「ボーナス」や「給料」、「家賃」のようにお金に関する言葉と一緒に用いられることが多い表現でしょう。例文2は「グラスの中にはほんの少しのワインしか残っていなかったさま」を表しています。ほとんどワインが残っていないグラスの光景が目に浮かびますね。例文3は「彼女は極めて小食で少しの量で満腹になっている場面」を言い表していますよ。「雀の涙」は日々の会話でも使いやすい表現ですね。いろいろな場面で使ってみましょう。

「雀の涙」のように鳥がつく慣用句やことわざはたくさんある。「鶴の一声」・「烏(カラス)の行水」・「鸚鵡(オウム)返し」などだ。それぞれどんな意味を示すのかと一緒にどんな特徴を持つ鳥なのかも調べてみよう。
「猫の額」
「雀の涙」の類義語には「猫の額」が考えられるでしょう。「猫の額」とは「場所や土地が狭いこと」の意。読み方は「ねこのひたい」です。「猫の額」も「雀の涙」も「微々たるものやほんの少ししかないさま」を表す言葉ですよ。「雀の涙」は「量」に対して「わずかしかないこと」を示し、「猫の額」は「面積」が「微々たるものであること」を言い表すことがポイントです。
例文から使い方を学びましょう。例文1は「狭い庭で野菜を育てることを楽しんでいる場面」を示しています。例文2は「小さな公園で子どもたちが楽しそうに遊んでいる様子」を表していますよ。「猫の額」と「雀の涙」のニュアンスの違いを味わってくださいね。
\次のページで「「雀の涙」の対義語は?」を解説!/