国語言葉の意味

【慣用句】「雀の涙」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「雀の涙」について解説する。

端的に言えば「雀の涙」の意味は「微々たるもの・少量なさま」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

語学好き・英語好き・読書好きなライターくふを呼んだ。一緒に「雀の涙」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/くふ

語学好き・英語好き・読書好きなライター。学習塾での経験を活かし分かりやすく丁寧な解説をお届けする。

「雀の涙」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「雀の涙」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「雀の涙」の意味は?

「雀の涙」には、次のような意味があります。辞書や辞典などで正確な内容を確認しましょう。

1.ごくわずかなもののたとえ

出典:デジタル大辞泉(小学館)「雀の涙」

チュンチュンと鳴きながら飛んでいる小さな鳥の「雀」。この「雀」が使われている代表的な慣用句の「雀の涙」をご紹介しましょう。「雀の涙」とは「きわめてわずかなもの・微々たるもの」の意。読み方は「すずめのなみだ」です。物の量を示す言葉ですね。「必要な量が全く見込めない場面」や「量が全然足りない様子」のようにマイナスなニュアンスで使われることが多い言葉でしょう。日常会話でも使用しやすい慣用句の1つですよ。

「雀の涙」の語源は?

次に「雀の涙」の語源を確認しておきましょう。「雀」とは鳥の「スズメ」のことを示しています。私たちの生活の中でもよく見かける馴染みのある鳥ですね。「雀」は鳥の中でもとても小さな鳥です。とても小柄な雀が涙を流したとしても、ほんの少しでしずくのような涙しか流れないことがイメージできるでしょう。このような光景から「雀の涙=少量で微々たるもののたとえ」という意味が誕生したと伝えられていますよ。動物の性質や特徴を活用して言葉の意味が成り立っているとはとても興味深いですね。

\次のページで「「雀の涙」の使い方・例文」を解説!/

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