
端的に言えば姉御肌の意味は「面倒見の良い女性」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
大手企業に35年以上勤務し、仕事でたくさんの文章を扱ってきた経験をもつベテランのKAIKAIをご紹介する。一緒に「姉御肌」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/KAIKAI
東京の大手企業に35年以上気勤務し、仕事で多くの文章を扱ってきた経験を持つ。学生時代から国語が得意で言葉の意味には自信あり。
「姉御肌」の意味は?
「姉御肌」の読み方は「あねごはだ」です。「姉御肌」とは、「気前がよく、頼りになり、さっぱりして面倒見がいい女性のこと」を言います。まわりに対する人当たりもよく、しっかりしている人のイメージありますね。
思い切りがよく、さっぱりしていて面倒見がよい女性の気性。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「姉御肌」
「姉御肌」の「姉御」とは、極道の世界で親分の奥さんやそれに相当する人のことを「姉」と言いますが、その「姉」を尊敬した呼び方で、「肌」は、性格とか性質の意味もあります。例えば「職人肌」とか「肌にあわない」とか言いますね。「姉御肌」は、「面倒見のいい、凛(りん)とした女性のこと」です。自分より年上の女性にも年下の女性に対しても使われますが、男性に対しては使われることはありません。
「姉御肌」の語源は?
次に「姉御肌」の語源を確認しておきましょう。
「姉御」とは、「お姉様」といった感じで、姉を尊敬して呼ぶ言葉です。「肌」は、皮膚のことですが、「性格」とか「性質」の意味もあります。例えば「職人肌」とか「肌にあわない」とか言いますね。よって「姉御肌」は、「姉のようにしっかりして、信念と度量があり、頼りになる、面倒見の良い女性のこと」を意味するようになりました。
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