国語言葉の意味

同じ漢字で別の言葉?2つの意味を持つ「目下」の使い方や類義語も言葉大好きライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「目下」について解説する。「目下」は一見簡単な漢字で単純そうに見えるが、実は奥深く注意が必要な単語だ。元建築系企業社員、現言葉大好きライターのsasaiを呼んだ。一緒に「目下」の意味や派生語、歴史などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/sasai

元会社員の現役フリーライター。言葉が好きで文章が好き。読むのも書くのも大好きで、海外小説からビジネス書まで何でも読む本の虫。こだわりをもって言葉の解説をしていく。

「下」と書いているけど目の前のこと?「目下」の意味とは

image by iStockphoto

「目下」の意味は以下の通りです。

1 目の前。すぐ近く。眼前。
2 ただいま。さしあたり。現在。副詞的にも用いる。

出典:Weblio辞書「目下 意味」

「目下」と漢字では書きますが、イメージとしては目の「前」に差し迫る物事を指しています。物理的に何かが目の前にあることだけではなく、まさに目の前にあるような直面している出来事という抽象的な意味も持つ言葉です。転じて「さしあたってすぐ」「とにかくやるべきである」という意味にもなります。

「目下」の読み方とは?

「目下」の読み方は「もっか」となります。「目」という漢字は「もく」とも読めることは広く知られているため、予備知識なしでも「もくか」と読むことはできるかもしれません。

正しくは「もっか」となりますが、これはどちらかというと「もくか」と読むよりも「もっか」と呼んだ方が、話す際にスムーズであるため「もっか」という読み方に落ち着いていると推測できます。

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言葉は書くことだけじゃなく読むことも重要な要素だ。言いにくい言葉は自然と読みやすいように変えられていったり、消えてしまったりすることもある。もしも変わった読み方の言葉に出会ったら、その方が読みやすいのかもしれないと考えてみても良いだろう。

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