国語言葉の意味

「怒涛」は大波?「怒濤」との違いとは?意味や使い方・類語・英語訳をwebライターがわかりやすく解説!

「怒涛」の類義語3選!

「怒涛」という言葉の輪郭をもっとはっきりさせるために、類義語をみてきましょう。

波乱:穏やかな状態が崩れて、乱れていること

もともとは「波瀾」と書き、「瀾」は「涛」と同じく大きい波を意味します。第二次大戦後に漢字の利用に関する見直しが行われた際、難しい「瀾」の字が使用されなくなり「乱」の字があてられた、という経緯。したがって「波乱」はもともと「波」と「瀾」、すなわち「大きい波と小さい波」という意味で、状態が安定していないことを示します。

激変:急激に変化すること

「怒涛」と表わされる押し寄せる大波は、物理的にも精神的にも安定を脅かすものでしょう。激しい変化を意味する「激変」は、このような「怒涛」の持つパワーを象徴していますね。ちなみに「激変」は「劇変」とも表記されます。「劇」も「劇薬」などと使われるように、「激しい」という意味を持つ漢字です。

畳み掛ける:余裕を与えずにはたらきかける

「畳み」は「折り重ねる」という意味。したがって「畳み掛ける」は「重ねて掛ける」となり、つまり「幾重にもはたらきかける」という意味になります。間断なく仕掛けていくイメージが、「怒涛」の意味と重なりますね。

「怒涛」の対義語はなにがある?

image by iStockphoto

類義語の次は対義語をみていきましょう。

さざ波:細かく立つ波

漢字で書くと「細波」もしくは「小波」です。荒れ狂った波を指す「怒涛」の、直接的な対義語と言えますね。比喩表現で「さざ波が立つ」と言った場合は、「うまくいっていたことや関係に、小さい不和が現れる」ことを意味します。小さいながらもネガティブな兆候をほのめかす言葉である点に、使う折にはご注意を。

平穏:変わったこともなく、穏やか

「怒涛」の「激しい勢い」と反対の意味の言葉です。「無事」が先頭にくっついて「平穏無事」という四字熟語にも。こうなるとさらに意味が強調されて、変化がなく穏やかに過ごしていることを表します。

\次のページで「静謐:静かで安らか」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: