国語言葉の意味

「かしずく」の意味や使い方は?例文や類語を文学部卒ライターがわかりやすく解説!

「かしずく」の使い方・例文

「かしずく」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.上司の指示に従って動く彼は、まるで主にかしずく家来のようだった。
2.生まれたての弟をかしずく。
3.まだ小学生で身寄りのないこの子には、かしずいてくれる人を探す必要がある。

3つの例文を挙げました。それでは、ひとつひとつ使い方を確認していきましょう。

1の例文では、上司に尊敬の気持ちを持ちながら誠意を込めて行動する部下の様子が表されています。現代ではあまり使われることはない使い方ですが、上限関係のあるビジネスシーンで考えるとこのような使い方になるのではないでしょうか。

2の例文では、年の離れた弟を大切にかわいがって育てるということを表しています。古文で使われることの多い意味なので、古文での用例も確認しておきましょう。古文ではこのように使用されます。なお、古文で使われる場合、「かしずく」が「かしづく」と表記されるので覚えておきましょう。

「親たちかしづきたまふことかぎりなし」(親たちが大事に育てなさることは、ひととおりではない。)出典:堤中納言 虫めづる姫君

3の例文では、まだ小学生の子供なので、サポートしてくれる後見人が必要だということを表しています。こちらも2と同様に古文で出てくることが多い表現なので確認しておきましょう。

「我は命を護りてかしづきて」(私は命を捨てるつもりで大切に扱って)出典:『源氏物語』東屋

「かしずく」の類義語は?違いは?

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「かしずく」の類義語には何があるでしょうか。確認していきましょう。

その1「仕える」

「仕える」は「つかえる」と読み、主君など目上の人のそばにいて奉仕するという意味の言葉です。「かしずく」と意味が似ていますが、人間ではない神仏に奉仕するという意味も含まれています。また、公的な機関に勤めてその仕事に従事するという意味もあるので注意してください。

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