
端的に言えばナレッジの意味は「企業や組織にとって有益となる知識や情報」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
今回は、実際にビジネスの世界で働く副業Webライターのたきびを呼んです。一緒に「ナレッジ」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/焚きつけ
平日は一般企業のビジネスマン、スキマ時間は副業Webライターとして活動している。「ビジネス用語を明日から使えるように」を信条に、読者に向けて意味を分かりやすく解説していく。
「ナレッジ」の意味や語源・使い方まとめ

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「次回の社内研修までに、顧客対応のナレッジについてまとめておいてくれ」
あなたがある日仕事をしていたら、上司からこのように頼まれました。さあ、あなたなら上司のこの要望に対してどう答えますか?「待って、まずそもそもナレッジって何だろう?」と感じた方がほとんどではないでしょうか。しかし、この言葉はビジネスシーンではよく使われることが多い、ビジネス用語の一つです。そこで今回は、明日から「ナレッジ」が使えるように、分かりやすく解説して参ります。
それでは早速「ナレッジ」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。
「ナレッジ」の意味は?
「ナレッジ」には、次のような意味があります。
1.知識・情報。
2.企業などの組織にとって有益な知識・経験・事例・ノウハウなど付加価値のある情報。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「ナレッジ」
「ナレッジ」には、ビジネスシーンにおける「有益な知識や情報」という前提があります。というのも、普段の生活において、「料理のナレッジ」などとは言いませんよね。「ナレッジ」とは本や、情報誌などの文章化された情報を指し、「実務経験によって得た知恵」などは、「ノウハウ」という言葉が該当します。このことについては後ほど解説するので安心してください。
ナレッジがあると、社内の作業効率が向上し、生産性も上がります。また、マニュアルなどを作成し、特定の仕事に必要なスキルの継承もスムーズに行うことが可能になり、人材育成にも効果的なのです。そのため、ビジネスでは必要不可欠な要素となっています。
「ナレッジ」の語源は?
日本語カタカナ表記の「ナレッジ」の語源は、英語の「knowledge」からきています。
意味は「知識」、「認識」、「情報」です。語源と同じ意味で使用されていることが分かりますね。違いとしては、英語の「knowledge」は、幅広い知識全般を意味するのに対し、日本語の「ナレッジ」はビジネスにおける知識や情報を指します。
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