1.豪胆な性格の彼は、たとえピンチの場面でも臆せず攻めることができるのでチームのメンバーから頼りにされている。
2.彼の豪胆な発言は、凝り固まった会社のルールを変えるほどの影響力があった。
2つの例文を挙げました。それではひとつずつ解説を見ていきましょう。
例文1は、どんなにピンチの場面でも強靭な精神力を持って逃げずに攻めることができる彼の性格を示す例文になります。「豪胆な~(人)」でその人の性質を表すことができるのです。
例文2は、「豪胆な~(行動)」で、その行動が他の人にはできない度胸のあるものであることを表しています。このように、普通の人なら恐れてしまうことでも、圧力を恐れない豪胆な人ならその空気も変えてしまうことができるのです。
その1「大胆」
「大胆」は「だいたん」と読み、度胸が据わっていて物事に恐れたり臆したりしないということを意味する言葉です。「豪胆」と似た意味ですが、それとは別に、厚かましくて図々しいという意味も持ちます。「大胆」を使って、大胆で何物も恐れないさまを表す「大胆不敵」という四字熟語もあるので一緒に覚えておきましょう。
1.彼女の勇敢かつ大胆な行動のおかげで、迫っていた危機を乗り切ることができた。
2.繁忙期にアポイントも取らず押し掛ける彼の大胆な行動は、あまりにも非常識で大変失礼な振る舞いである。
その2「放胆」
「放胆」は「ほうたん」と読み、あれこれと迷わずに大胆に事を成すことを意味する言葉です。細かいことにあれこれと迷わずに、思い切って行動できる人の性格や行動を表す際に使用されます。
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