

端的に言えば豪胆の意味は「肝が太く物怖じしない」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
高校で国語教師をしていた経歴を持つ、現役ライターのhiyoriを呼んだ。一緒に「豪胆」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/hiyori
大学で近現代日本文学を専攻し、その知識を活かして国語教師として教壇に立っていた経歴を持つ。現在はライターとして様々な情報を発信している。難しい言葉もわかりやすい言葉で解説していく。
「豪胆」の意味や語源・使い方まとめ

皆さんは「豪胆」という言葉の意味をご存じですか?日常的に使われる言葉ではないため、読み方は知っていても詳しい意味を知らない人も多いのではないでしょうか。今回は、そんな「豪胆」について解説していきたいと思います。
それでは早速「豪胆」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。
「豪胆」の意味は?
「豪胆」には、次のような意味があります。
肝が太く、ものに動じないこと。
出典:大辞林 第3版(三省堂)」
「豪胆」は「ごうたん」と読み、「剛胆」とも書かれます。度胸があってどのようなことが起きても物怖じせずに落ち着いて対処できる様子を表す言葉です。人間の性格や行動などの特性を表す際によく使用されます。例えば、今もなお名が残る歴史上の偉人たちは、その性質を豪胆であると評されることが多いですよね。豪胆な性格の人は勇気があってどんなことにも臆さないので、普通の人なら恐れるようなことであっても堂々とやり遂げることができるのです。
「豪胆」の語源は?
次に「豪胆」の語源を確認しておきましょう。「豪胆」は「豪」と「胆」の二字の漢字から構成されています。すぐれて力強い、並外れているという意味を持つ「豪」が、きも、心を意味する「肝」を修飾することで、肝が太く物怖じしないという意味の「豪胆」が成り立つと考えられるのです。
「豪胆」の使い方・例文
「豪胆」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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