この記事では「豪胆」について解説する。

端的に言えば豪胆の意味は「肝が太く物怖じしない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

高校で国語教師をしていた経歴を持つ、現役ライターのhiyoriを呼んです。一緒に「豪胆」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/hiyori

大学で近現代日本文学を専攻し、その知識を活かして国語教師として教壇に立っていた経歴を持つ。現在はライターとして様々な情報を発信している。難しい言葉もわかりやすい言葉で解説していく。

「豪胆」の意味や語源・使い方まとめ

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皆さんは「豪胆」という言葉の意味をご存じですか?日常的に使われる言葉ではないため、読み方は知っていても詳しい意味を知らない人も多いのではないでしょうか。今回は、そんな「豪胆」について解説していきたいと思います。

それでは早速「豪胆」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「豪胆」の意味は?

「豪胆」には、次のような意味があります。

肝が太く、ものに動じないこと。

出典:大辞林 第3版(三省堂)」

「豪胆」は「ごうたん」と読み、「剛胆」とも書かれます。度胸があってどのようなことが起きても物怖じせずに落ち着いて対処できる様子を表す言葉です。人間の性格や行動などの特性を表す際によく使用されます。例えば、今もなお名が残る歴史上の偉人たちは、その性質を豪胆であると評されることが多いですよね。豪胆な性格の人は勇気があってどんなことにも臆さないので、普通の人なら恐れるようなことであっても堂々とやり遂げることができるのです。

「豪胆」の語源は?

次に「豪胆」の語源を確認しておきましょう。「豪胆」は「豪」と「胆」の二字の漢字から構成されています。すぐれて力強い、並外れているという意味を持つ「豪」が、きも、心を意味する「肝」を修飾することで、肝が太く物怖じしないという意味の「豪胆」が成り立つと考えられるのです。

「豪胆」の使い方・例文

「豪胆」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

\次のページで「「豪胆」の類義語は?違いは?」を解説!/

1.豪胆な性格の彼は、たとえピンチの場面でも臆せず攻めることができるのでチームのメンバーから頼りにされている。
2.彼の豪胆な発言は、凝り固まった会社のルールを変えるほどの影響力があった。

2つの例文を挙げました。それではひとつずつ解説を見ていきましょう。

例文1は、どんなにピンチの場面でも強靭な精神力を持って逃げずに攻めることができる彼の性格を示す例文になります。「豪胆な~(人)」でその人の性質を表すことができるのです。

例文2は、「豪胆な~(行動)」で、その行動が他の人にはできない度胸のあるものであることを表しています。このように、普通の人なら恐れてしまうことでも、圧力を恐れない豪胆な人ならその空気も変えてしまうことができるのです。

「豪胆」の類義語は?違いは?

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肝が太くものに動じないことを表現するには、他にどんな言い方があるでしょうか?

その1「大胆」

「大胆」は「だいたん」と読み、度胸が据わっていて物事に恐れたり臆したりしないということを意味する言葉です。「豪胆」と似た意味ですが、それとは別に、厚かましくて図々しいという意味も持ちます。「大胆」を使って、大胆で何物も恐れないさまを表す「大胆不敵」という四字熟語もあるので一緒に覚えておきましょう。

1.彼女の勇敢かつ大胆な行動のおかげで、迫っていた危機を乗り切ることができた。
2.繁忙期にアポイントも取らず押し掛ける彼の大胆な行動は、あまりにも非常識で大変失礼な振る舞いである。

その2「放胆」

「放胆」は「ほうたん」と読み、あれこれと迷わずに大胆に事を成すことを意味する言葉です。細かいことにあれこれと迷わずに、思い切って行動できる人の性格や行動を表す際に使用されます。

\次のページで「その3「豪放」」を解説!/

1.恐れを知らない放胆な彼女に最初は皆が戸惑うが、その積極性に引っ張られて良い方向に進む。
2.ずいぶん放胆な提案に思えたが、無事成し遂げることができた。

その3「豪放」

「豪放」は「ごうほう」と読み、度量が大きく些細な事にこだわらないこと、そのさまを意味する言葉です。小さいことにはこだわらない度量の広さや大胆さを持つ人、そのような行動を表す際に使われます。

1.豪放な性格の彼女は細かいことにこだわらないので、よくトラブルに巻き込まれている。
2.何か事を成したいなら、リスクばかり気にするのではなく小さいことにとらわれない豪放な考え方も必要である。

その4「磊落」

「磊落」は「らいらく」と読み、心が広く快活で小事にはこだわらないことを意味する言葉です。人のことをほめる際にも使用されます。先ほど説明した「豪放」と合わせて作られた「豪放磊落」という四字熟語もあり、「磊落」と似た意味で度量が大きく快活で小さいことにこだわらないさまを表すので覚えておきましょう。

1.母の磊落な笑い方は、いつも周りの空気を明るくさせている。
2.細かいことを気にしない磊落な性格のおかげで、危機的な状況でも行動を起こすことができる。

「豪胆」の対義語は?

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肝が太くものに動じないことの反対語には、どのような言い方があるでしょうか。以下に2つ挙げたので見ていきましょう。

その1「臆病」

「臆病」は「おくびょう」と読み、気が弱く些細な事にも怖がってびくびくすることを意味する言葉です。日常生活でもよくつかわれる言葉なので、意味や使い方を知っている人がほとんどだと思います。しかし、前述の意味とは別に、急な出来事によってすっかり慌て驚くという意味もあるので、使い分けに注意してください。

\次のページで「その2「小胆」」を解説!/

1.臆病な性格でリスクのあることは回避したいので、バンジージャンプをするなんてもってのほかだ。
2.少し驚かしただけで逃げ帰るなんて、なんて臆病な奴だろう。

その2「小胆」

「小胆」は「しょうたん」と読みます。文字通り小さい肝と書いて、気が小さいこと、度量の小さいことを意味する言葉です。ちょっとしたことでも怖がってしまうような度胸のない人や、その行動を表す際に使用されます。

1.小胆な性格を隠すために虚勢を張っているが周りにはバレバレだ。
2.私は小胆なので、すぐに緊張してしまい委縮して話せなくなってしまう。

「豪胆」を使いこなそう

この記事では「豪胆」の意味・使い方・類語などを説明しました。

この言葉は肝が太く物事に動じないという意味を持ち、人の性質や、行動を表す際に用いられます

類義語として「大胆」「放胆」「豪放」「磊落」の4つを挙げました。どれも似たような意味ですが、微妙にニュアンスが異なってくるので、それぞれの意味をよく理解しておきましょう。また、その他に対義語として「臆病」「小胆」を挙げました。

あまり使われることのない言葉ですが、意味や違いについて理解すれば簡単に使うことができるのでしっかり覚えておきましょう。

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国語言葉の意味

「豪胆」の意味や使い方は?例文や類語を文学部卒現役ライターがわかりやすく解説!

この記事では「豪胆」について解説する。

端的に言えば豪胆の意味は「肝が太く物怖じしない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

高校で国語教師をしていた経歴を持つ、現役ライターのhiyoriを呼んです。一緒に「豪胆」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/hiyori

大学で近現代日本文学を専攻し、その知識を活かして国語教師として教壇に立っていた経歴を持つ。現在はライターとして様々な情報を発信している。難しい言葉もわかりやすい言葉で解説していく。

「豪胆」の意味や語源・使い方まとめ

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皆さんは「豪胆」という言葉の意味をご存じですか?日常的に使われる言葉ではないため、読み方は知っていても詳しい意味を知らない人も多いのではないでしょうか。今回は、そんな「豪胆」について解説していきたいと思います。

それでは早速「豪胆」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「豪胆」の意味は?

「豪胆」には、次のような意味があります。

肝が太く、ものに動じないこと。

出典:大辞林 第3版(三省堂)」

「豪胆」は「ごうたん」と読み、「剛胆」とも書かれます。度胸があってどのようなことが起きても物怖じせずに落ち着いて対処できる様子を表す言葉です。人間の性格や行動などの特性を表す際によく使用されます。例えば、今もなお名が残る歴史上の偉人たちは、その性質を豪胆であると評されることが多いですよね。豪胆な性格の人は勇気があってどんなことにも臆さないので、普通の人なら恐れるようなことであっても堂々とやり遂げることができるのです。

「豪胆」の語源は?

次に「豪胆」の語源を確認しておきましょう。「豪胆」は「豪」と「胆」の二字の漢字から構成されています。すぐれて力強い、並外れているという意味を持つ「豪」が、きも、心を意味する「肝」を修飾することで、肝が太く物怖じしないという意味の「豪胆」が成り立つと考えられるのです。

「豪胆」の使い方・例文

「豪胆」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

\次のページで「「豪胆」の類義語は?違いは?」を解説!/

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