国語言葉の意味

【ことわざ】「寝耳に水」の意味や使い方は?例文や類語を日本語教師の大学院生が解説!

1.昨日まで元気に出勤していた田中部長が今朝亡くなったという知らせは、まさに青天の霹靂だった。
2.石井は昨日球団事務所に呼び出され、トレードでファイターズに移籍することを告げられた。まさに青天の霹靂の話である。

その2「藪から棒」

藪から棒」は「やぶからぼう」と読み、「突然に物事を行うさま」「突然の事態に驚くさま」という意味の言葉です。たくさん草木の生えた藪から、いきなり枝が突き出てきたら驚きますよね。この表現の由来はまさにそこから来ています。

「寝耳に水」との違いは、「寝耳に水」は自分が受け手となり、聞いた知らせや発生した事態に対する驚きを表しますが、「藪から棒」は自分が受け手の場合はもちろん、自分が行動をする側の時にも使用できる点です。

次の項目の1番目の例文を見てください。これは自分の行動に対して「突然で申し訳ありませんが…」と言っています。この場合、「寝耳に水」は使用できません。どちらかといえば、1番目の例文の意味で使用されることのほうが多いですね。また、「寝耳に水」と同じ2番目の意味では、悪いことに対してしか使われないという特徴もあります。

「藪から」という言い方をする人がいますが、これは間違いなので気を付けましょう。

1.(部長と同僚の田中が商談について話している途中に…山田が)藪から棒に申し訳ありません。その件なら私が詳しく存じております。
2.来年度からうちの部の予算が半分になるなんて、藪から棒な話だ。

「寝耳に水」の対義語は?

「寝耳に水」の対義語はありません。同様に類義語の「青天の霹靂」「藪から棒」の対義語もありませんね。

「寝耳に水」の英訳は?

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「寝耳に水」の英語表現は「a bolt from the blue」です。意味などを確認していきましょう。

「a bolt from the blue」

a bolt from the blue」は、直訳すると「青空から雷」という意味になり、「青天の霹靂」と同じ状況が由来の表現です。意味はもちろん、「青天の霹靂」や「寝耳に水」と同じです

例文を見てみましょう。

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