国語言葉の意味

「両成敗」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

「両成敗」の対義語は?

次に「両成敗」の対義語を見ていきましょう。

「疑わしきは罰せず」

「両成敗」が「理非を問わずに事をおこした両方を処罰する」という考え方であるのに対して、現代社会では「人権の尊重」の考えに基づき、刑事訴訟(けいじそしょう)においては「疑わしきは罰せず」という考え方が採用されています。

「疑わしきは罰せず」は被告人が間違いなく犯行を実施したことが検察官によって証明されない限り有罪とは認められず罰せられることはないという制度のことです。過去には実際に犯行を行っていないのに罰せられた冤罪(えんざい)が後になってわかったケースもあり、捜査や証明は慎重に行われなければならないというのが現在の主流になっています。

「両成敗」の英訳は?

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次に「両成敗」の英訳を見ていきましょう。

「It takes two to tango」

「両成敗」の英訳として、しばしば「It takes two to tango」という表現が使われます。

「It takes two to tango」の「tangotˈæŋgoʊ)、タンゴとは、社交ダンスの中でも人気のダンスのひとつで、タンゴはパートナーと二人で踊るものです。

「It takes two to tango」は、直訳すると「タンゴを踊るのには二人必要だ」、「ひとりではタンゴは踊れない」という意味であり、そこから派生して「片方だけに責任があるわけではない」「両方に責任がある」という意味で使われるようになりました。ですから、「両成敗」という言葉を英語で表現したいときに、「It takes two to tango」を使うとちょっとオシャレかもしれませんね。

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「両成敗」の「成敗」(せいばい)という言葉は、現代ではあまり使われる言葉ではないが、時代劇の中ではよく使われる言葉だ。例えば、主君の意に反して家来が別の意を主張した場合などに「家来の分際で何を言うか?成敗してくれる」などと言って刀を振りかざそうとする主君のシーンはよく目にするだろう。

どちらかというと、封建的な時代の上から目線の言葉だと言えるかもしれないな。

私が正しいのであり、お前は罰を受けるべきだというニュアンスを含む言葉でもあり、現代で言えばこんな態度をとると「パワハラ」だと逆に訴えられることになるのかもしれない。

「両成敗」を使いこなそう

この記事では「両成敗」の意味・使い方などを見てきました。「両成敗」は「事を起こした両方を同様に処罰すること」でしたね。

人の数だけ考え方や取る行動はあるわけで、意見や考え方の違いから衝突や摩擦やけんかが起きることは誰でもが普段の生活の中で体験することですね。現代社会では理由もなく関わった両者が同じに処罰を受けるという場合は多くはありませんが、摩擦が起きないように偏見を持たず広く多くの考え方を受け入れようとする態度は必要なのかもしれませんね。

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