国語言葉の意味

「誑かす」の意味や使い方は?例文や類語を読書好きWebライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「誑かす」について解説する。

端的に言えば誑かすの意味は「あざむく」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

接客業で鍛えられた語学力を持つAYAを呼んだ。一緒に「誑かす」の意味や例文、類語などを見ていくぞ

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/AYA

長年接客業で培った「正しい敬語」を武器に、新人教育の経験も豊富なライターAYAが「誑かす」について読み方から使い方、よくある読み間違いも含めて、分かりやすく解説していく。

「誑かす」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

今回のテーマである「誑かす」、なんて読むか分かりますか?「たぶらかす」と言いますよ。聞くと知っている言葉ですよね?では「そそのかす」や「あざむく」とはどう違うでしょうか?「たぶらかす」と聞いて一緒に思い浮かんだ言葉を並べてみました。「誑かす」と一緒に調べてみたいと思います。

それでは早速「誑かす」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「誑かす」の意味は?

「誑かす」には、次のような意味があります。

1.だまして惑わす。
2.人をあざむく。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「誑かす」

「誑かす」とは「たぶらかす」と読み、「だまして惑わす・人をあざむく」の意。人を騙したりあざむく行為を指す言葉ですよ。筆者は「女性が男性を色仕掛けで騙す手段」と偏った勘違いをしていましたが、性別関係なく「人をだます行為」ですよ。残念なことに巷には「詐欺」と呼ばれる人達もたくさんいますが、この人達も善良な市民を「誑かして」商売をしているという事になりますね。

「誑かす」の語源は?

次に「誑かす」の語源を確認しておきましょう。「誑かす」の語源は単純明快です。「誑」という字は、音読みだと「コウ・キョウ」、訓読みだと「たぶら(かす)・あざむ(く)・たら(す)」になりますよ。訓読みからも分かるように、言偏に狂うと書いて「言葉巧みに相手の心を狂わす」から「人をあざむく・だまして惑わす」の意味になったとされています。

語源は至ってシンプルですが、漢字検定1級レベルなので言葉は知っているのに読めない、という人も多いはずなので語源を知ると理解が深まるでしょう。

\次のページで「「誑かす」の使い方・例文」を解説!/

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