
「頓珍漢」の使い方・例文
「頓珍漢」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.上司の質問に対して頓珍漢な受け答えをしてしまったので、会話がそこで止まってしまった。
2.会社では、よくみんなから「頓珍漢なことをする奴だな」と言われてしまう。
3.プロジェクトリーダーの案は頓珍漢に思えたが、意外にも人気が爆発したのでいい経験になった。
「頓珍漢」は、つじつまが合わなくてちぐはぐなことを表現する時、間の抜けた言動をすることやそのような人を表現する時に使われます。「頓珍漢な〇〇」という形で使われることが多いですが、「この頓珍漢め!」といったように使われることもありますね。多くの人がこうなるはずだと思っていることや、こうなるべきであるという模範のようなものがあるのに対し、それと違う、ずれたような行動を取ることやその様子を表すのに最適な言葉です。「この間抜け!」と言われるよりも、「この頓珍漢!」と言われた方がユーモアや愛を感じるような気がしませんか。「頓珍漢」は、深刻な状況ではなく、思わず笑ってしまうようなやわらかな場面で使うのが似合う言葉ですね。
その1「ちぐはぐ」
「ちぐはぐ」は、「二つ以上の物事が、食い違っていたり、調和していなかったりするさま」を表す言葉です。「靴下をちぐはぐにはく」「ちぐはぐな言動」などと言いますね。「頓珍漢」と少しニュアンスは違いますが、似たように使うことができます。
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