その2「腐り縁」
次に、「腐り縁」について説明します。
腐り縁は、腐れ縁とまったく同じ意味です。ひらがなで「くされ縁」と表現する場合もあります。腐れ縁の語源で説明した通り、もともと「鎖」だったのが「腐り」となり、腐れ縁という言葉が定着しました。
腐り縁も、腐れ縁と合わせて覚えておきましょう。
その3「旧知」
「旧知」も、腐れ縁の類義語です。意味は、古くからの知り合いや知人であり、昔馴染みも同じ意味になります。
よく使われる表現として「旧知の仲」「旧知のよしみ」などがありますので、覚えておいて損はありません。
「腐れ縁」の対義語は?
続いて、腐れ縁の対義語についても、ぜひ知っておきましょう。
腐れ縁のはっきりとした対義語として挙げられるのが「良縁」です。
「良縁」
腐れ縁の対義語である「良縁」の意味は、そのまま良い縁組のことです。例えば、「良縁を得て結婚する」といった文章表現で使われます。
もう1つの意味として、極楽往生できるよい因縁もあり、これは腐れ縁がネガティブな意味合いなのに対してポジティブな意味です。
「腐れ縁」の英訳は?
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さらに、腐れ縁の英訳について、見ていきましょう。
腐れ縁を英語にそのまま訳すと「inseparable relation」です。ほかにも、関連用語で「fatal ties」「bad relationship」「on-and-off relationship」「troublesome connection」など多数あります。
その1「inseparable relation」
まずは「inseparable relation」について。
「inseparable」の意味は、切っても切れない仲、という意味。それに、関係という意味を持つ「relation」を組み合わせて、腐れ縁となります。
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