「腐れ縁」の使い方・例文
次に、「腐れ縁」の使い方を、例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.ご縁あるあの女性とは小学校からの幼なじみで、ずっと腐れ縁の仲だ。
2.長年のカップルで、腐れ縁でもあった男性とやっと別れた。
3.政治家と官僚の腐れ縁は、新聞やウェブ上に毎日あふれている。
4.数年に一度しか会わない同性なのに腐れ縁に近い関係が続いている。
5.今日こそ借金を返してもらって、腐れ縁を断ち切らないといけない。
例文1は、とてもよくある関係で、成人しても子どの頃からの友人関係が、特に望んでいないのにずっと続いている、まさに腐れ縁という表現が当てはまる文章です。例文2は、腐れ縁によくある恋愛関係を表現しています。
例文3もよく見られる関係で、政治家と官僚のつながり。例文4は、腐れ縁をネガティブにもポジティブにも取ることができる意味として使われています。そして、例文5は、ネガティブな意味での腐れ縁です。
「腐れ縁」の類義語は?違いは?
image by iStockphoto
次に、「腐れ縁」の類義語と、その意味の違いについて紹介します。
腐れ縁の類義語を挙げると、例えば「悪縁」「腐り縁」「旧知」などです。
その1「悪縁」
まず、腐れ縁の類義語として「悪縁」について、説明します。
悪縁の意味は主に2つあり、1つがよくない縁、もう1つが無関係になろうとしても離れられずに結びついている縁のことです。腐れ縁の場合、後者が類義語になります。
ただ、前者のよくない縁に関しても、腐れ縁のネガティブな意味合いの場合には類義語となるのを、覚えておきましょう。
\次のページで「その2「腐り縁」」を解説!/