「乾いた笑い」の使い方・例文
「乾いた笑い」の使い方を例文を使って見ていきましょう。
1.担任の先生の親父ギャグに教室は生徒たちの乾いた笑いで包まれた。
2.落語家Aが落語をしていると、客席の子どもが母親に「おもしろくない~。帰りたい~」と駄々をこねだした。母親が子どもに「もう少しで終わるから我慢しなさい。お母さんも我慢しているんだから」。客席は母親の発言で爆笑に包まれ、そのあとの落語は乾いた笑いしか生まれなかった。
3.「女性は産む機械だ」と発言した政治家の発言は、時代錯誤も甚だしいとその場に居合わせた女性全員は呆れ顔をし、乾いた笑いを誘った。
1の例文はジェネレーションギャップの「乾いた笑い」。自分が子どものときは親父ギャグを言うような大人には絶対にならないと思っていても、少々すべってもへこたれないメンタルを手に入れた親父たちは隙あらば親父ギャグを連発します。
2の例文は笑いを生業にしている落語家の「乾いた笑い」。落語は基本的にはライブですのでウケるときもあればスベるときもあります。落語家は「客の乾いた笑いなんて慣れっこさ」と強がっていても、楽屋で隠れて泣いているかもしれませんよ。落語家には優しくしましょう。
3は時代錯誤の女性蔑視発言をした政治家の例文。時代の感覚を掴むのはどの職業でも大切です。男女平等は当たり前の時代。失言で注目されずに仕事の功績で後世に名を残して頂きたいものです。
その1「冷笑(れいしょう)」
「冷笑」の意味はさげすみ笑うこと。あざ笑うこと。他を見下して笑うこと。
蔑む(さげすむ)という言葉には、他人を自分より能力や人格で劣るもの、価値の低いものとみなす、という意味があります。「乾いた笑い」は人情味が感じられない冷たい笑いですが、人を見下したり馬鹿にしている笑いではありません。冷笑の方が「乾いた笑い」より冷たい態度と言えます。
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