
「こそばゆい」の類義語は?違いは?
「こそばゆい」の2つの意味とそれぞれ同じ意味を持つ言葉を類義語としてご紹介します。
「むずがゆい」:からだがむずむずしてかゆいこと
「むずがゆい」は「からだがむずむずしてかゆいこと」です。「こそばゆい」の「物理的にかゆいこと」と意味が重なりますね。しかし一部では「むずがゆい気持ちがする」のように、心理的なものにも使うようです。「こそばゆい」「くすぐったい」との区別やはっきりとした違いは、あまりないと言えます。
「面映ゆい」:照れくさい
「面映ゆい」(おもはゆい)は「照れくさい」「決まりが悪い」という意味です。心理的な「こそばゆい」と同じ状況を説明できますね。ただし覚えておきたい注意点が1つ。「こそばゆい」は褒められたりもてなされたりと限定された場面で使うのに対し、「面映ゆい」には決まった場面がなく「恥ずかしい」というニュアンスで使うことができます。
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「面映ゆい」と「こそばゆい」のどちらにも使われている「はゆし」は同じものだ。「面」には「顔」という意味がある。「顔を見て照れくさい」のだから、恋愛に関する場面や、ケンカの後などに使えそうだな。
「気恥ずかしい」:照れくさい
「こそばゆい」の説明にも何度も出てきている「気恥ずかしい」は、「照れくさい」「なんとなく恥ずかしい」という意味を持っています。「恥ずかしい」よりも「少しだけ恥ずかしい」というニュアンスです。顔を真っ赤に染める程ではないけれど、むずむずと居心地の悪さを感じるような恥ずかしさ、と言うと伝わるでしょうか。
「こそばゆい」の対義語は?
「こそばゆい」の「褒められて照れくさい」と反対の意味を持つ言葉を対義語としてご紹介します。
「ふてぶてしい」:図々しく、開き直っていること
「ふてぶてしい」は「太太しい」と書きます。「ひらき直って図太くかまえている」「平然としていて図々しい」という意味の言葉です。「こそばゆい」が褒められる事柄でも照れくさいと感じるのに対し、「ふてぶてしい」はどんなことにもうろたえる様子を見せません。怖いもの知らず、とも言えますね。
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