「ええいままよ」の使い方・例文
「ええいままよ」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.ぼくはきょう、小学校の授業で読書感想文の発表をしました。読んだのは尊敬する糸井重里さんの著書です。糸井さんの本は読みやすくて、ことばのセンスや文章のリズムが大好き。でも家では大きな声で本を読めるのに授業中は緊張して小声になってしまう。でもきょうは「ええいままよ」と開き直って、大きな声で本を読むことができた。
2.わたしは漫画家だがスランプ状態で書くことができない。とにかく少しでも書くことがスランプを解決する近道なのは分かっている。締め切りは明日だが「ええいままよ」と部屋を飛び出し、ネタ探し・取材だと自分に言い訳をして、ひとりで飲み屋へ出かけた。
3.昨年、ママが初めてエントリーしたハーフマラソン大会。結果はなんと上位入賞。ママにはランナーの才能があったようで、あれから毎日楽しくジョギングを楽しんでいる。10キロを40分以内で走れるレベル。来年はフルマラソンに出場予定で、今後はトライアスロンにも挑戦したいそうだ。娘の私が体のことを心配しても、ママは「ええいままよ。なるようにしかならないわよ」と聞く耳を持ちません。
1の例文の「ええいままよ」はポジティブな「ええいままよ」ですね。小学生の男の子が勇気を出して読書感想文を大きな声で読めるようになったという例で、「がんばるぞ、おー」的な使い方の「ええいままよ」です。
2の例文はネガティブな「ええいままよ」。漫画家が締め切りに間に合わずに投げやりな気持ち、現実逃避的な気持ちで使う「ええいままよ」です。この使い方はお薦めできませんね。
3の「ええいままよ」は、心配ご無用という意味の「ええいままよ」ですね。「ええいままよ」という言葉には、ある種の清々しさを感じます。
「成り行きまかせ」
「ええいままよ」の同義語は「もう、なるようになれ」です。類義語の代表は「成り行きまかせ」ではないでしょうか。他にも「従う」や「風に吹かれるまま」などが考えられます。
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