

端的に言えば懐疑の意味は「疑いをもつこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
元高校国語科教員のminを呼んだ。一緒に「懐疑」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/min
高等学校の国語科教員として、授業や受験対策、小論文の講座を3年間経験。主に現代文を担当し、言葉に関する指導を幅広く経験してきた。現在はWebライターを目指して勉強中。
「懐疑」の意味は?
「懐疑」には、次のような意味があります。
かい‐ぎ〔クワイ‐〕【懐疑】
[名](スル)物事の意味・価値、また自他の存在や見解などについて疑いをもつこと。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
「何かに疑いをもつこと」を「懐疑(かいぎ)」といいます。「意味」「価値」「見解」「存在」など、あらゆる物事、事象を対象にすることが可能で、価値観や考え方に対して「何か批判的なものの態度や見方を持っている」という場合に使用することができる表現です。そのため、哲学の分野や研究論文などで頻繁に使用される用語となっています。
「懐疑」の語源は?
「懐疑」という熟語の構成を詳しくみてみましょう。
まず「懐」という漢字ですが、この漢字を見て真っ先に思い浮かぶのは「懐かしい」という言葉ではないでしょうか。確かに「懐かしい」という意味もありますが、この「懐」という字には、単に「思う・心にいだく」という意味もあるのです。「懐疑」の場合は、この「思う・心にいだく」の意味で用いられています。
このことが理解できれば、あとはわかりやすいですね。「疑」は文字通り「うたがう」「うたがわしい」といった意味になるため、2つの漢字を合わせて「疑いをもつこと」という意味になります。
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