国語言葉の意味

まさにぴったり?「うってつけ」の意味って?語源・類義語・対義語など文学部卒webライターがわかりやすく解説

「もってこい」:うまく適合している様子

「もってこい」は物事にうまく適合している様子や、好都合な様子を表す言葉です。

明確な語源は不明ですが「うってつけ」と同じ時期から使用されており、意味もほぼ同じ言葉と考えていいでしょう。

「おあつらえむき」:注文して作らせたようにぴったりな様子

「おあつらえむき」は注文して作らせたようにぴったりな様子を意味する言葉で漢字で書くと「お誂え向き」と書き、「誂え」とは注文して作らせることを言います。

元々は注文した通りにできあがっていることを意味する言葉が転じて、注文して作らせたようにうまい具合で理想的であることを表すようになった言葉です。

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「おあつらえむき」も「うってつけ」のように初めに使用されていた意味から変化した言葉だな。

次は「うってつけ」の対義語を確認していくぞ。

「うってつけ」の対義語は?

続いて「うってつけ」の対義語、すなわち「物事にあてはまらない様子」を表す言葉をいくつか見てみましょう。

「不適当」:物事にあてはまらないこと様子

「不適当」は物事にあてはまらない様子を表す言葉です。釣り合わない、似合わないという意味も含んでいます。

どちらかといえば、ビジネス上の会話や文書、メール等に使用する書き言葉に分類される言葉です。

「役不足」:力量に対して役割が軽く釣り合わない様子

「役不足」は自身の能力、力量に対して役割が軽く釣り合わない様子、またそのために不満を抱いたり、実力を十分に発揮できない様子を表す言葉です。

「役割に対して自分の能力が足りない」という意味で誤用されることが多いので注意して正しい意味を把握しておきましょう。

\次のページで「「うってつけ」を英語で言うと?」を解説!/

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