「焼べる」の使い方・例文
「焼べる」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この用語は、たとえば以下のように用いられます。
1.今年の冬は別荘に来ている。両親は暖炉に薪を焼べながらコーヒーを味わっている。
2.会社の同僚とキャンプをしている。今からでカレーを作るので、まずはかまどに薪を焼べることから始めようと思う。
3.父は幼い頃蒸気機関車が走る光景に感動し、石炭を焼べる機関士にあこがれていたようだ。
例文から「焼べる」の使い方を学びましょう。例文1は「暖炉」です。「暖炉の火が消えないように炎を作りながらコーヒーを味わっている場面」を示しています。暖炉からメラメラと燃え盛る炎は美しく、いつまでも見ていられるのでしょうね。例文2は「かまど」です。「キャンプでカレーを作るためにまずはかまどに火を起こそうとしている様子」を表しています。キャンプでは様々なひと手間が楽しみの1つでもありますね。
例文3は「石炭」です。「蒸気機関車を走らせるために石炭を焼べている機関士に憧れている父の姿」を表現しています。機関士の一生懸命な姿がかっこよく感じられますね。例文1~3が示すように「焼べる」は「暖炉」・「石炭」のように火と関係の深い言葉と一緒に用いられる表現です。他にどのような言葉と一緒に使用されているのか考えてみましょう。
「焚く」
「焼べる」の類義語には「焚く」が考えられるでしょう。「焚く」とは「1.燃料を燃やす 2.火を燃やして湯をわかす 3.火をつけて煙を立ちのぼらせる4.写真撮影でストロボを発光させる」の意。読み方は「たく」です。「焚」という字の中に「火」という漢字が使われていますね。「焚」という漢字一字だけでも「燃やす・焼く」という意味を示しています。「風呂を焚く」や「フラッシュを焚く」、「アロマキャンドルを焚く」のように様々なシーンで使うことができる表現でしょう。
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