国語言葉の意味

「一息つく」の意味や使い方は?例文や類語を日本語教師の大学院生が解説!

「一息つく」の使い方・例文

「一息つく」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.(登山の途中の発言)次の山小屋に着いたら、一息つこうか。みんな疲れている様子だし。
2.夕方から夜は忙しい。みんなのご飯を作って、食べて、片づけてからようやく一息つける
3.昨日付けで会社を定年退職した。これまでずっと働いてきたので、まずは一息つきたい
4.富士山は約300年前を最後に噴火していない。ただ、これまでも何度も噴火してきたので一息ついているだけかもしれない。

「一息つく」は「少しの間休む」という意味ですが、文脈によって「少し」の長さが異なります

例文1の場合は、「少しの時間休もう」という意味で「一息つく」が使用されています。この場合の「少し」は、10分~20分くらい、長くても1時間くらいでしょう。

例文2の場合は、「ようやく少し休める」という意味で「一息つく」が使用されています。この場合の「少し」は1時間~2時間くらいでしょうか。

例文3は、定年退職した人の言葉で、「少し休みたい」という意味で「一息つく」が使用されています。この場合の「少し」は少なくとも1か月以上、1年を超えてもおかしくない期間となるでしょう。これまで40年以上ずっと働いてきたのですから。

例文4は、富士山についての文です。噴火活動について「少し休んでいる」という意味で「一息つく」が使用されています。富士山の噴火活動からすれば、300年という期間は「少し」に該当するでしょう。

このように「一息つく」の休みの長さは、文脈によって変化します

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「一息つく」は「少しの間休む」という意味の言葉だ。長い人生、ずっと気合を入れて頑張り続けるのはどんな人間でも無理だ。だから人生のどこかで一息つくことも大事だぞ。俺も龍山高校の悪ガキどもを東大に合格させた後に一息つこうとしたんだが、結局忙しくなっちまったな。困ったもんだぜ。

「一息つく」の類義語は?違いは?

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「一息つく」の類義語には「一息入れる」「一休みする」「小休止をとる」があります。意味などを確認していきましょう。

その1「一息入れる」

一息入れる」は「少しの間休む」という意味の言葉です。「一息つく」と形も似ていますね。「一息つく」と比べた場合に意味の違いはありませんが、使われ方に若干の違いがあります。

「一息つく」の例文4で紹介したように、「一息つく」は人間について以外にも使用することが可能です。ただ、「一息入れる」は通常は人間や動物の行動に対してのみ使用されることが多いですね。

例文で確認してみましょう。

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